私が持っている物件はすべてが築古です。
アメリカでは古い物件が普通なので、買う時には特に築年数は気にしていませんでした。
日本とは違い、不動産が値上がりすると、新しい物件でも古い物件でも値上がりするというのは、アメリカ不動産の特徴です。
この物件は1900年築のかなり古い物件です。
やはりこれくらい古くなると、木造よりもレンガの物件の方がしっかりしている感じがします。
とはいえ、まあまあ良いロケーションにあるので、空室もなくよく稼働しています。
価格もかなり上がったので売りに出そうと思ったのですが、現在の入居者がどうしても出たくないとのこと。
入居者がいると、買い手は投資家に限られるので、価格は安くなりがちなので、空室にした後に修理をして売りに出す予定でした。
物件には修理が必要な個所があり、入居者が少し家賃を滞納している件もあったので、その相談を兼ねて、管理会社と一緒に入居者に会いに行きました。
この方の奥様が妊娠中で、クリスマス前ということもあり今の時期の引っ越しは難しいとのこと。
家は庭も広く、気に入っていてずっと住みたいというのです。
私の懸念については、家賃の滞納分は物件の壊れた個所を自分で直すので、その分で相殺すること。
そして家賃を$100値上げすることで話はまとまりました。
本当は売りに出したかったのですが、入居者の方がこちらの代替案をすべて受け入れてくれたので、良しとしました。
普段は管理会社任せなのですが、入居者と話して初めて分かることもあるものです。