アメリカ不動産情報

暴落時に不動産を買うことの意味

数週間前のWSJの記事に、「住宅のオーナーが得た利益は仕事の所得よりも多かった」というものがありました。

バブルの最終で不動産を購入した人も多かったのですが、コロナ以降の金融緩和もあり価格が大幅に上昇したため、軒並み大幅な含み益が出ました。

 

Homes Earned More for Owners Than Their Jobs Last Year

 

アメリカの不動産投資というはタイミングが非常に大切です。これはどの国でも同じだと思います。

特にアメリカではバブル膨張とバブル崩壊が、約10年おきに繰り返えされています。

マーケットが暴落したタイミングで購入し10年間ホールドできれば、値段はほぼ確実に上がると思います。

株と違って値動きがゆっくりなので値動きも分かりやすいと思います。

もちろん市場が上がる時に売る必要はなく、そのまま家賃を貰い続ける人もいることでしょう。

10年間ホールドするのは簡単なようで実はなかなか難しいものなのですが、この点は書くと長くなるのでまた別の時に書きたいと思います。

 

アメリカの不動産サイトでは過去の販売履歴が閲覧できる場合があります。

シカゴエリアの不動産を少し閲覧しましたが、マーケットが暴落した時の取引価格と、今の販売価格を比較すれば簡単に分かります。

安く買ってホールドすれば数倍以上の値上がりが見込めるという例です。

これはシカゴ郊外のそれほどごく普通の住宅地ですが、安い時に2-3万ドルで購入して7-10年ホールドすればこのくらいの価格にはなります。

本来はインカムゲインを狙うべき投資なのですが、日本とは違ってこういうメリットもあります。

 

 

FRBが利上げするのと同時にMBSの買い入れをやめるので、融資も極端に出にくくなりこれまでバブルだった不動産が急に冷え込む可能性が高まっています。

不動産バブルも一気に終わりとなりそうです。

先月末の報道ではすでに差し押さえの数が700%に増加しており、利上げがバブルにの致命打となりそうです。

Foreclosures Are Up 700%. Is This a Red Flag for the Housing Market?

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