先日、ある方がフロリダで不動産を購入したというブログを拝見しました。
ここでそのブログの中では面白い指摘がありました。
下記引用。
「都市間の不動産マーケットに数年〜十数年の時間差が生まれやすく、それを利用した投資戦略が現実的に可能なのです。
合い言葉は、これ!「首都や最大都市の物件価格が上がりすぎたら、第二、第三の都市か、成長する中堅都市を狙おう」
…米国カナダ、オーストラリアなら、その投資戦略を正しく実践すれば、たいてい外しません。」
確かにアメリカのようなところでは、都市間の不動産格差が大きいので、加熱していない都市を狙っていけば、かなりの確率で利益が得られます。
今後はアトランタやペンシルバニア州の各都市はねらい目だと思います。今ならばシカゴは非常にいいです。特にかなりの大都市なので、小さな都市にありがちな特徴がないです。
アメリカ不動産投資をするうえで、北米人の特徴を知っておくのは良いと思います。
そして彼らは何度失敗しても、またそれを繰り返します。恐らく今後数百年は変わらないと思います。
それはまだ加熱していない、第2、第3の都市を考えるうえで役に立ちます。
以下は典型的なアメリカ人の行動パターン。
- 自宅を買う。
- 自宅の評価額が上がる。
- 金持ちになったと勘違いする。
- 自宅を担保に融資を引き、新車を買ったり、温かいところで別荘を買う。特にフロリダ。
- バブルがはじけて実需がそもそもないエリアの不動産、例えば別荘が大幅に下落する。
普通のアメリカ人は不動産価格が上がったから、それを担保に融資を引いて、投資物件を買うことはほぼありません。
アメリカでは、経済の波に追わせてこの現象が繰り返し起こっていると思います。特にフロリダ今はかなりバブルになっています。
つまりニューヨークやバンクーバーなどの寒いところに住む人たちが、儲かってくるとフロリダで別荘を買うという構図はいつも同じで、
10年前のリーマンショックでかなりの大打撃を受けたのはフロリダでした。
ですから経済が下落すると、当然ながら価格が一番最初に下がるのは、別荘地です。特にフロリダです。
あとはテキサスやラスベガスなど、砂漠に囲まれた都市です。
なぜかというとバブルの時に、砂漠に次々と家を建てまくるから、供給過多になりやすく、上がるのも早いけれど、下落スピードは相当なものです。
フロリダはこれといった産業がなく、どちらかというと低所得者が多く住んでいます。
もしフロリダで買って、エクジットの時期を間違えると、塩漬けになる可能性が高いと思います。