最近、今回の経済危機による不動産マーケットへの波の概要がほぼ明らかになりました。
細かなデータはいろいろとありますが、大きく分けると2つに分けられます。
- 大量の強制退去の発生
The COVID-19 Eviction Crisis: an Estimated 30-40 Million People in America Are at Risk
すでに以前に書きましたが、予測によるとコロナによる強制退去は3000万から4000人になると言われています。
2. 住宅ローン滞納による差し押さえの増加
コロナによる失業により住宅ローンが支払えなくなった人たちが急増しています。
都市によっては滞納率が30%を超えているところもあります。
今は、コロナのため進んで自宅を売り払って引っ越しをしようという人が少ないため、売り物件の在庫が少ない状況が全国的にみられています。
今後、差し押さえが進むにつれて、市場には大量の売り物件が出るようになり、価格が下落に転じると、支払い能力があるのに支払いをやめる人も出てくるので、下げ圧力は一層強くなります。
要約すると、家賃滞納で家から追い出される人たちと、差し押さえで家を失う人たちが大量に発生するわけです。
住むところを失った人達はどこに行くのかということですが、いくつかの選択肢が考えられます。
- 家族や友人たちと同居する。
- ホームレスになる。
- 違う賃貸物件に入居しようとする。
人は住むところが必要ですから、今後は長期的にみると賃貸物件への需要が飛躍的に高まると予想されます。
しかし、肝心の賃貸物件というと、実はかなり供給量が少ないのです。
足りなくて困っているところに、経済危機が起こったため、来年以降には殺到することが予想されます。
ですから空室率は下がり、家賃は今後も上衝していくと思われます。
つまり、今から賃貸不動産に参入するのはかなりいいタイミングだと言えるわけです。
これは今朝、送られてきた情報です。
どうやら撤退する投資家の売り物件のようで、ドュープレックスです。
修理代は不明ですが、恐らく先日の物件と同様、トータルで$60000-$65000程度で、毎月の家賃は$1600-$1700くらいとれそうです。
利回りは30%程度だと思います。
来週のセミナーではこの手の物件についてもお話ができると思います。
あと少しだけ席が空いているようです。