投資の格言の一つに「落ちてくるナイフはつかむな」というモノがあります。
つまり、何かが急落している時に投資すると、そのあとでもっと下落して痛手を負うことがあるという意味です。
中には「今は少し下がったので、いい買い時だとか」、「すぐに元に戻るから心配はいらない」などという意見も聞かれますが、
私はそうは思いません。恐慌は今始まったばかりです。
ほとんどすべての要素が出て、先が読める段階になってから、不動産に参入するのが賢いやり方です。
この先、世界中でどのような影響が出るのか、誰にもわかりません。
どの企業が倒産し、どれだけの人が失業し、どれだけの人が破産に追い込まれるのか、まだよくわかりません。
ただ分かっているのは、これから倒産の波がやってくるということです。
政府がどれだけお金を出しても、それは止められません。
帰納は大手レンタカーのハーツとルフトハンザ航空が倒産の危機というニュースがありました。
毎日のように倒産が相次ぐでしょう。
そのうち、どの企業を救済し、どの企業を破産させるのかを決めるようになると思います。
中小企業には救済はほとんどないでしょう。
アメリカでは失業率は20-30%に達しているという話もあります。
しかし、これには含まれない数字が多く、失業しても保険の対象ならない人や、保険申請ができない人も多く、本当は5000万人が失業したという話も出ています。
先週までは普通の生活をしていた人たちが突然、行くところをなくしホームレスになるというのも珍しいことではなくなると思います。
すでに専門家たちも急回復は期待できず、回復までに4-5年はかかると考えるようになっています。
フロリダ州オーランド、テキサス州全般特にヒューストン、ラスベガスが特にやられていると言われています。
あと南カリフォルニアも大打撃のようです。
私はアメリカ不動産で家賃の滞納が相次ぎ、ダメージを受けていますが、ローンがないのでまだかなり気楽です。
市場が完全に落ちるまで、できるだけ体制を整えておき、今年の後半から一気に行けるようにしたいものです。
誰もが完全に悲観的になり、買い手がほとんどいなくなる時に、不動産を大人買いできると最高です。
ただこんな世の中なので、様々なトラブルが想定されますが、安く仕込んでおいてしばらく放置しておいてもいいくらいの感じで取り組みたいと考えています。