しばらくブログをお休みしている間に実に様々な展開がありました。
というか毎日のように事情が変わるので、判断が難しい状況が続きますね。
世界の状況を見ていると、コロナウイルスから完全に逃げ切るのは難しそうですね。
かといっていつまでも家にこもっているわけにもいかないので、最終的には集団感染しか道はないと思います。
しかし一個人としての問題はいつの時点で免疫を持つようになるのか、ということです。
これまでわかっていることでは、三次感染、四次感染くらいになると毒性が非常に弱まることが分かっているので、感染するのであれば、できるだけ遅い方がいいということになります。
ということで、最後の最後までかからないように粘るしかないということになりそうですね。苦しいのは嫌ですから。
経済に関しては、大波乱が始まりつつあります。
昨日、世界の歴史に残る出来事が起こりました。それは原油価格がマイナスに転じたということです。
この記事を書いている時点では1バレル当たり5ドル程度ですが、これではどこの国もマイナスです。
アメリカのシェールガスの損益分岐点は40ドルくらいです。
打撃が一番大きいでしょう。
アメリカ以外にも原油による収益に頼っている国は非常に多いです。ロシア、サウジアラビア以外にもたくさんあります。
そうした国にとっては税収がなくなることを意味します。破たんに追い込まれる国家もあるでしょう。
もっとミクロで考えれば、原油で成り立っている都市というのはたくさんあり、それらの都市での失業率が急上昇することになります。
アメリカだけで考えれば、壊滅的な失業率となることでしょう。
米ドルはゴールドの裏付けを失って以来、ペトロダラーシステムの上価値を保ってきました。
しかし、この原油の下落はペトロダラーの終わりを意味するのかもしれません。
しかもFRBはドルを刷りまくっていますので、最悪の場合、ドルは紙切れになる可能性があります。
そうならなくても、ドルの価値は下がり、インフレは進むことになると思います。
これとは別にアメリカではものすごい数の失業、そしてそれに伴いローンの支払いが止まっています。
4/16の時点で、2200万人が失業保険の申請を済ませました。しかしこれからもっと増えています。
なぜかというと、中小企業に対する助成金が底をついたのは、数日前だからです。
今は仕事ができないことに加え、失業した人も多いので、当然ローンが払えないケースが増えています。
それに対し、金融機関が支払い猶予期間を設けています。
不動産ローンだけでなく自動車ローンもかなりの打撃となっています。
これは政府系の住宅ローンのデータだと思いますが、4/16の時点で300軒のローンの猶予申請がありました。
それが人により3カ月から6カ月の猶予期間が設けられるようですが、問題はそのあとに支払いをまとめて行わなければならないということです。
つまり6カ月の猶予をもらった人は、期間終了後に7か月分の支払いをまとめて支払うことになるのですが、支払えない人がほとんどだと思われます。
つまり今年の秋から冬に大量の差し押さえが発生することになるということです。
金融機関融資の基準を大幅に上げましたので、もうこれで不動産ローンを組める人はごく少数派ということになりました。
あとこれまでは売り物件が不足している状態が続いていましたが、ここにきて売り抜けたい人の物件が大量に出始めました。
私もその一人ですが、できればあと数軒でいいから処分したいと思っています。
今年の後半にキャッシュを用意できる人は、かなりいい思いができることになりそうですね。
世界的な大バーゲンに備えるために、今できることをしたいですね。
あとまだ買えるのであれば貴金属を少し買った方がよいと思います。
金の価格はすでにかなり上がっています。まださらに上がると思いますが、銀はまだ安いです。
問題は在庫がないことでしょうね。