アメリカでは多くの州でロックダウンも終わり、マスクもいらない州が増えるなど、元に生活に戻りつつあります。
一見すると、景気も元に戻っているような錯覚に陥ります。それもそのはず。
国民はお金をたくさんもらい、一時的にお金持ちになった気分のところに、ロックダウンが終わったものですから、買い物をしたり、レストランに行ったりと開放感のある生活をようやく楽しめるようになっているようです。
レストランに行くと、たいていかなり込み合っています。先ほど友人とレストランに行きましたが、かなり混んでいて、州の法律で定員の制限があるはずなのですが、お構いなしに大勢の人を詰めかけていました。
今のアメリカはすべてがバブルです。
給付金をもらい、少なくとも今はお金があるのでしょう。しかし問題はこれがいつまで続くのか、という点です。
今日、国債の専門家でファンドマネージャーをしている人のインタビューを聞きましたが、彼の意見ではアメリカが回復して、その頂点に達した時、すぐにバブルがはじけると予測していました。
つまり、ロックダウンが終わり、経済も正常化し、すべてが頂点に達する時にそれは来るそうです。
つまり国からの給付金や金融緩和が終わる時、人々に残されるのは借金だけで、突然現実に引き戻されると述べていました。
そして具体的な時期としては、今のスケジュールで行けば政府からの給付金が終わるタイミングである九月にそれが起こる可能性を指摘していました。
そして、バブル崩壊は債券市場からになるだろうとも予測していました。
往々にしてバブルが弾ける時期を予測するのは至難の業で、たいていはそのまましばらく続く場合が多い気がします。
とはいえ、アメリカだけでなく世界中の経済はかなりの危険水域にあることは変わりありません。
史上最大のバブルが始める時までに、下げ相場で利益が最大化されるファンドに少し資金を入れようと思っています。