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セルフブランディングというダマシ

投資の世界にはダマシがたくさん存在します。

 

その中にはセルフブランディングをする専門家も多数含まれます。

セルフブランディングとは、出版をしたり、メディアに出たり、SNS上でいかにも儲かってます的な雰囲気を出したり、簡単に言うと、本人の実力以上に良いイメージを作ろうとする人たちのことです。

大抵の場合、「専門家」としての信頼性を高めておいて、自分が売りたい商品に誘導するというのが通常の流れです。

その中には金融商品、不動産、学校、コンサルなどが含まれます。

私はセルフブランディング自体は否定しません。しかし、人工的に作ったイメージを利用して、内容をよく知らない素人投資家を誤導し、金を巻き上げる、あるいはポジショントークをする人が非常に多く、それはどうにも好きになれません。

人間とは騙されやすいものです。特に投資に関して明確なポリシーや判断基準がないと、「この人は成功しているんだな」というイメージだけで、話を聞いて、投資をしてしまう人も少なくありません。

 

なんでこんなことを書くかというと、私は、その手の仕事の中身を知っているからです。

率直に言って、その分野ではまだ駆け出しでも、虚栄心だけは人一倍強い方たちがたくさん集まり、どうすればセルフブランディングをできるのか、そして集客はどうするのか、そしてポジショントークを語り、クローズにもっていくための細かなノウハウを提供するビジネスをしている友人がいて、ノウハウを教えてもらったことがあります。

その関係で、投資の分野の有名な人たちとか、カリスマ投資家や投資の学校を開いているような方たちとも面識がありますが、彼らは例外なく、クライアントには言いませんが、実際の実力以上に見せかけるためのブランディングをしているものです。

それなりの学歴や背景を持っている人がさらにセルフブランディングをしている場合は特に、信じてしまう人が多いのではないかと思います。

私が言いたいのは、イメージだけで判断すると痛い目に合うということです。彼らはブランディングをし、ポジショントークを語り、クローズするための具体的なノウハウを持ってはいますが、資産運用の能力があるかどうかは全くの別問題なのです。

特にセルフブランディングで自分を有名にしているカリスマ投資家で、本当に実力のある人にはあまりお目にかかったことがありません。

そういう人のところに行くと、ほとんど儲からないか、あるいは損をする場合がほとんどで、結局儲かるのはセルフブランディングをしている『カリスマ投資家』だけというケースがほとんどなのです。

大規模に宣伝をして、一般のお客を集めているという時点で、どうしてそういうことをしているのかという疑問を持つべきだと思います。

 

私が知る限り、実力ある人はあまり表に出たがりません。

目立てば目立つほど、人からの嫉妬を経験したり、税務署にチェックされるようになったりと、トラブルが増えるからです。

本当に実力のある人を見極める力がないと、いつまでたっても養分にされてしまうというサイクルから逃れられないのだと思います。

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