長年にわたって続いてきたオーストラリア不動産のバブルですが、どうやら急降下の局面を迎えたようです。
以前から最も危険な不動産マーケットとして知られていたオーストラリアですが、報道によると下落が激しいのはメルボルンとシドニーとのことです。
これはあくまでも予測ですが、今後不動産価格は40-45%も下落する可能性さえあるということです。
オーストラリアの不動産の弱点は、買い手のほとんどが多額の融資を受けているということ。
中には全額融資の人も多く、不動産価格が上がり続けているうちはいいのですが、下がり始めると途端に苦しくなるのです。
あとは、オーストラリア政府が外国人の投資に規制をかけたことと相まって、中国人の投資が27%も減少したそうです。
オーストラリア人の多くは不動産価格は永遠に上がり続けると信じている人が多く、それもバブルに拍車をかけていたのではないかと思います。
以下はシドニーで過去一年でどれくらい価格が下落したかを示すマップです。
こちらはオーストラリア大都市の一年間の価格の推移です。
Australian home price slide worsens, Melbourne leads real estate fall
Experts warn of ‘debt bomb’ as housing downturn worsens
オーストラリアのようなマーケットでは、いったん下落に転じるとフリーフォール状態になる可能性が高いと思います。
政府の規制が解除されるかどうかは分かりませんが、今後数年以内にいいチャンスが来るのかもしれません。