こんなニュースがありました。
ダイエットに効果があるとうたう青汁や美容品などの販売で成功し“青汁王子”の異名で知られる「メディアハーツ」(東京)社長の三崎優太容疑者(29)が12日、法人税法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕された。15、17年に架空の広告宣伝費を計上するなどして、法人税約1億4000万円と消費税約4000万円を脱税した疑い。
ツイッターで「月収1億円」と公言し、買いあさったブランド品の写真を公開する一方、「税金をちゃんと納めて日本国民として日本に貢献していくべき!」と主張した三崎容疑者が、言葉とは裏腹の脱税容疑で逮捕された。12日、都内の同社に特捜部の家宅捜索が入った。関係者は「担当者も不在なので分かりかねる」と繰り返した。
三崎容疑者は北海道出身で、高校を2度退学後、パソコン1台で起業し18歳でメディアハーツ社を設立。10年に一時休業も、14年には美容業界に参入した。同年には「すっきりフルーツ青汁」がヒットし、売り上げは16年9月期の約18億円から17年の同月期に約121億円と急成長した。
ツイッターでは、政府や国税にたびたび批判も展開した。昨年8月29日に「国税局は人の命さえも課税材料にするのか?」とツイート。同12月には、日産のゴーン前会長の逮捕に対し「ゴーンさんは日産を再生した日本経済における貢献者じゃないか それをこの仕打ちは恩をあだで返しているようなもの」「役人には甘い日本民主主義と呼べるのだろうか」と批判した。
これって結構よくあるパターンで、やると必ず見つかります。
事業が急成長して、もうかけることに必死で、いざ納税時期が近づくと、納税額が多額になることにあとから気づき、急いで所得隠しをするという稚拙な方法にしか見えません。
こんなのは反面調査をすれば、簡単に判明するものです。気づいてから始めても、手遅れなのです。
脱税が見つかれば、重加算税が課せられます。あと最悪の場合はこのように脱税容疑で起訴されることになりかねません。
脱税なんて本当に割に合わないものなのです。
あとSNSで所得とか資産を自慢するなんて、国税に調べてくださいと言っているのも同然です。
もう少し最初からよく考えておいて、節税できる体制を作っておけば、こんなことにはならなかったはずです。
ということで、経営者の皆様は最初から儲かった時にどうやって節税するのかをあらかじめ決めておくことをおススメいたします。