今、売りに出している不動産ですが、早く売りたいので安めの値段をつけていることもあり、買い付けが複数入ってきます。
賃貸物件なので、本来ならばテナントに退去していただき、少し補修等をしてから高めの値段で売るのが普通なのですが、この物件は入居者付きのままで売りに出しています。
つまり安く買っていただいて、問題を修正してから貸すもよし、転売するもよしというタイプのディールです。
こうなると買うのは不動産業者か投資家になってくるのですが、お金があまりない自宅購入者も中に混じってきます。
昨日来た買い付けはお金がない自宅購入者と思われるもので、見たこともないような条件が付けられていました。
購入金額 〇×ドル(やや指値) 住宅ローンが下りることを条件とする
購入条件 3/20までに決済する。
売り手は今の入居者を決済日までに退去させること。
入居者の退去が遅れる場合、一日に付き〇×ドルを売り手は負担すること。鍵の受け渡しが遅れる場合、一日に付き〇×ドルを売り手は支払うこと。
売り手は5000ドルを支払い、それは買い手側の決済費用に充当すること。
どうやらこの人は決済費用も自分で支払えないほど経済力がないようです。
あと退去が遅れると〇×ドル払えなどというのは、普通賃貸契約に書かれていることで、入居が遅れると今住んでいる家の大家に支払わなければならない家賃まで買い手に負担させようなどというのは、大分お門違いな気がします。
私は買い手がいくら今の大家に家賃を払おうが、知ったことではありません。
私としては安い値段で売りだしていて、こちらの条件でそのまま買う人がいると思われるので、変な交渉に応じる必要もなく、ゼロ回答としました。
つまり買いたければ、こちらの条件を丸呑みしなさいということです。
こういう人はいろんな要求を突き付けた後に、やっぱり融資が下りなかったなんてなりかねないですから、、
アメリカ人は本当に変な要求をしてくる人が多いので、少しでも変だと思う時には、迷わず「No」と言うようにしましょう。