アメリカ不動産情報

これからのランドバンキング

不動産開発の怖いところは、開発中に突然経済危機が起こり、家が売れなくなることです。

開発にもステージがありますが、ほとんど売り切っている良い段階だと逃げ切れるのですが、土地を買い、開発許可を申請している段階とか、まだほとんど売れていない段階で、突然経済危機が起こると、そのプロジェクトが焦げ付きます。

今年の最初までアメリカ不動産は最高値を更新していて、開発業者は売れるから狂ったように開発を続けていましたが、今は止まっているところがほとんどだと思いますし、経済が再開したとしても、最後まで売れるかどうかわかりません。

事業の特徴として、仕方がないところではあるのですが、開発に時間がかかるため、その間に突然、マーケットが下落する可能性があります。

もちろん、デベはできるだけ早く開発し、売り切るようにするのですが、それでも数年以上はかかるので、それが弱点となります。

あとそもそも借金で開発するのが普通なので、いったん止まると、生き残れないところが多数です。

ニュースを見ている限り、早くも開発会社の倒産が始まったようです。今後、増えていくと思います。

 

Developer's bankruptcy is contested by lender 

 

開発会社が倒産すると、当然会社の資産は差し押さえられ、売りに出させるわけです。

そして、その売り物とは土地です。

アメリカで不動産投資をしている人ならば知っていることですが、アメリカでは土地にはあまり価値が認められません。

投資家も普通は一戸建てやアパートとかを買って、キャッシュフローを狙う人が大半なので、土地を買おうという人はほとんどいません。

つまり、土地はそもそも安いのですが、もっと安くなるのです。

 

ここで狙い目なのは、ただの土地を買うのではなく、デベが開発プランを作成した土地を買うことです。

土地そのものもそうですが、開発のプラン、例えば測量、土壌検査、設計その他もろもろには多額のお金がかかります。

いわば、そういう方のあるものが「タダ」でついてきます。

買ったまま数年放置して、経済が上向きになるころに開発をスタートできれば、大きな利益を手にすることになります。

投資金額がやや大きめになるのと、キャッシュフローが出ないので、余裕のある人向けとなりますが、スマートな投資方法だと思います。

どうやってデベをやるのかは長い話なので、ここでは書けませんが、このランドバンキングの方法は一番、確実に利益を出せる方法だと思います。

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