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借金漬けの人

こちらはすっかりハロウィーンの季節という感じになりつつあります。

あちこちでハロウィーングッズが売られています。季節感があっていいですね。

気温もすっかり下がりだいぶ肌寒くなりつつあります。

夕方に暗くなるのも早くなってきました。夕焼けがとてもきれいです。

ところでシカゴで私の知り合いと打ち合わせをしていました。

不動産業をしている人なのですが、最近は商業施設への投資の目覚めているようで、どうやって金融機関から融資を引き出すかということばかりを研究しているようです。

私が知る限りこの人の借入額は途方もない額です。それなのにさらに借り入れをして一軒何十億もする不動産を買おうとしているようです。

金利は4%くらいでネットの利回りは9%くらいで回るので、大丈夫だと述べていました。

本人曰く、大手のスーパーが入るようなモールとかは賃貸契約が長期なのでリスクがないという訳です。

確かに企業相手の賃貸は一般人に対する賃貸よりもローリスクなのは間違いありません。

私にも一緒にやろうと誘ってくるのですが、額が額だけに何か起こった時には一巻の終わりです。

リスクは少ないとはいえ、例えばテナントが倒産でもすれば、支払いに困り連鎖倒産ということさえあり得ます。

あとは不動産市場が下落に転じ、借入額より不動産の価値が下回るということも起こりえます。

つまりそうなるとまじめに支払いをするのが馬鹿らしくなるわけです。

こんな時代ですから、絶対に大丈夫と言うことはあり得ません。

 

ただここはアメリカなので、借り入れはノンリコース。

考え方によっては、少し借りるのもたくさん借りるのも同じと言えば同じです。

最悪ダメでも破産すればやり直しがきくと考えているのか、借入額が多いとトラブった時に金融機関も破産させると回収できないので、支払いを猶予してくれると踏んでいるのかもしれません。

そんな高い不動産を次々、買おうとするとは神経がマヒしているのか、それとも肝が据わっているのか分かりませんが、投資の方法としてはアリだと思います。

ただ最悪の時は破産するという覚悟は必要だと思います。

 

銀行から金を引き出すのも一つの技術なのは間違いありません。

こういう人は大成功するか、大失敗するかのどちらかなのでしょう。

 

ちなみに私はそこまで大成功しなくていいから、借り入れはせずにほどほどに成功したいと思う派です。

あんまり借入額が多いと、ストレスを感じると思うので、どちらかというと借りたくない方なのです。

この人が成功するかどうかをまずは見たいと思います。

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