デトロイトと言えば、リーマンショック後に荒廃した町として有名になりました。
デトロイト市も破綻するなどして、その当時は今後どうなるのか、と心配した人もたくさんいたと思います。
しかしそんな中、先見の明がある人たちは価格が落ちた不動産を買い進めていました。
みんなが売りに出ているときに、そして最悪の状況で買い進めたわけです。
そして特にここ最近では、デトロイトの中心部を中心に新築のラッシュが起こっています。
その当時に買いあさっていた人たちは、いつかはデトロイトが復興すると確信していたに違いありません。
デトロイトの不動産を買いあさっていた人たちの中には、地元の有力者たちがおり、政治力を使って、デトロイトの復興に全力を挙げています。
つまり彼らはほぼタダ同然で不動産を大量に入手し、今はその価値を高めるために動いているわけです。
今まででは考えられないことですが、新築の賃貸アパートにお金持ちの白人たちが移ってきています。
これまで廃墟だったビルを取り壊し、高級アバートの建築があちらこちらで始まっています。
少しネットを調べただけでも、再開発計画が複数あることがわかります。
アメリカの不動産市場の動きは本当に早いです。一度、落ちたとしても、数年経てば一気に戻し、過去の悲惨な状況はまるでなかったかのようです。
アメリカで不動産を買って、長期で保有できれば、かなりの確率で儲かることがここからもわかります。
一度は廃墟となった都市デトロイトですが、今は新たな命の息吹を感じます。
ブローカーの竹本氏に新築のアパートの視察に連れて行ってもらいましたので、次回はそれについて書きますね。