アメリカ不動産情報

問題の先送りはいつまでか?

 

あるアメリカの不動産差し押さえ専門のブローカーの話です。

彼によると、銀行は今、差し押さえを先送りにしているそうです。

報道では差し押さえが400%上昇したとか、700%上昇したと報道されていますが、本当の数はそんなものでは済まず、銀行の差し押さえの在庫は増え続けている一方だそうです。

Foreclosures Spike in Bay Area, Up 90% From a Year Ago: Report

‘Dramatic increase.’ Foreclosure filings are up more than 150%. Here’s what that tells us about the housing market

Foreclosures Are Up 700%. Is This a Red Flag for the Housing Market?

 

今となっては三か月以上、住宅ローンを滞納している人はゴロゴロしているそうです。

彼らは住宅ローンだけでなく、カードローンやオートローンといったありとあらゆる支払いをしない人が増えているそうです。

しかし銀行は差し押さえするのではなく、何とかして先送りにしているとのことです。

この方は不動産業界で長く働いているようですが、こんなことはアメリカ不動産市場、前代未聞だとのこと。

コロナが流行っているからとか、まだ家にエクイティが残っているからとか、夏で暑いので追い出すのは人道的ではないといったありとあらゆる理由をつけているとのこと。

3か月から12か月も滞納していて、通常であれば差し押さえされていても不思議ではないのに、意図的に遅らせているとのことです。

これまでであれば、真冬であろうがトルネードが来ていようが、関係なく差し押さえが行われてきました。

その理由は、アメリカの大統領選の中間選挙だそうです。政権から金融機関に圧力がかかっているようです。

すでに負けが濃厚な民主党ですが、その前に住宅危機を起こしたくないということなのかもしれません。

ということは、選挙の後はこれまでに溜まりに溜まった差し押さえが一気に、市場で放出されるということになりそうです。

リーマンショックを超える数の差し押さえが売りに出されると、どういうことになるのか想像できると思います。

問題を先送りする間にも、どんどんも悪化していますし、その間にも利上げは続きますので不動産の下落圧力は強まります。

 

この方によると、差し押さえが最も多いのはイリノイ州、第2位はデラウェア州、そのほかにはネバダ州、オハイオ州などが上位に入っています。

カリフォルニアは11位だそうです。

この方が述べているのは住宅ローンだけの話で、これ以外にも固定資産税の未払いとコンドミニアムの管理費未払いでも差し押さえられるので、状況はもっと深刻だとのことです。

今でも差し押さえは増えていますが、これから起こることとは全く比較にならない規模だとのことです。

この話を聞いていて思ったのは、一気にバブルほ膨らませた後に崩壊させ、そして破壊力を最大に高めるために圧力を最大限に高めているようにしか見えりません。

 

あとこれは別の不動産エージェントの話です。

友人から突然、連絡があり「あなたの家が賃貸に出でいるんだってね」と言われたそうです。

つまり全く知らない人が勝手に、自分の家を賃貸物件として掲載していて、希望者から申込金を受け取っていたそうです。

これと同様のケースですが、不動産エージェントを自称する人が物件を買うことを持ち掛け、融資まで用意すると約束し、申込金を受け取っていたようです。

もちろんこの人はエージェントではなく、その物件も売りには出でいませんでした。

事態が混乱してくると、こういう事例も増えてくるので要注意ですね。

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