今、物件を売却していることは前から書いていますが、なぜかこんな時期なのですが、自宅として買おうとする人たちからの買い付け申込みがたくさん来ます。
買い付けというのは買い手の思惑が良い反映されているので、時間を取ってよく分析してみるべきものです。
私は売却を急いでいるので「現状有姿のままの売却」として、その代わり価格を安めに設定しています。
時間がなく、買い付け用紙をよく確認しなかった私にも責任があるのですが、自宅購入者からの買い付けには要注意が必要です。
少し時間と費用がかかっても高く売りたいという人には問題ないのですが、早く売りたいとか面倒は嫌だという人には向きません。
私は現状有姿として売っているのにもかかわらず、安い価格につられた自宅購入者がやってきて買い付けを入れるのですが、
その度に物件をもっと詳しく調べさせろとか、あちこち直してくれというお願いを必ずし始めるのです。
2週間前に来た相手もそうでした。
何回も家を見に行って、「あそこがダメだ、ここもダメだ」といった具合で、壊れているところがあるから値段ももっともっと安くして、しかもいろいろな修理をお願いしてきました。
しかも、市役所の検査官まで呼び出して、修理箇所をみつけようというというのです。
面倒なので、すぐに断りました。
先週来た別の物件の買い付けもそうでした。
こちらが現状有姿だからと言っているのに、「壊れているからもっと安くしろ」とあり得ない価格の提示をしてくるのです。
結局、買い付けを断ることになり、数週間を無駄にして別の買い手を探すことになりました。
素人相手の売却だと、要求を呑んでいろいろと作業したとしても、融資が下りなかったり、あるいは決済前に気が変わって買わないということもよくあるのです。
つまり、素人相手への売却は非常に面倒だということです。
ということで、自宅購入者からの買い付けは要注意ということになります。