投資に関する格言として、分散しろというものがあります。
特に最近、FPとかは何かにつけ「分散、分散」などと言いますが、持ってくる商品がすべてダメなものばかりだったりします。
ウォーレン バフェットのように考える人もいます。
"分散投資は無知に対するヘッジだ。
自分で何をやっているかわかっているものにとって、分散投資はほとんど意味がない"
これはまさに納得ですね。
人それぞれ、考えはありますが、私は分散したとしても、それほどリスクヘッジにはならないと考えています。
なぜかというと、投資案件で成功するものは非常に少ないからです。分散したとしても、投資先が全部だめな案件だった場合、成功はしませんよね?
分散することを考えるよりも、一つ一つの案件を細かく分析、検証する方が大切だと思います。実際のところ、投資案件の90%は破綻します。
現実的に考えてみると、私のまわりのかなり成功している投資家でも、信頼できる案件というのは数個程度しか持っておらず、
分散といっても、その数個の中で振り分ける程度の分散しかしていない人がほとんどだと思います。
逆によく分かっていない投資初心者に限って、いろんな案件に「分散」と称して、手を出して失敗している気がします。
海外不動産に関して、海外の不動産に関しては「分散」はかえって危険になると思います。
なぜかというと、他の金融商品と違い、不動産は分散すればするほど、不確定要素と経費が増えるからです。
資産規模が増えてくると、ある程度、分散を考えるべきですが、それまでは一つの国、一つの都市にある程度の件数をまとめるべきです。
よく「試にアメリカで一軒、不動産を買ってみたいんだけど」という人がいます。
今後、増やしていくつもりで買うならいいのですが、一軒で終わるのであれば、手を出さないほうが賢明です。
一軒あると、そのために確定申告をしなければならないなど、余分な手間と経費が増えるからです。
現地の管理会社からしても、一軒だけ持っている人より、たくさん持っている人を大切にするのは当たり前で、少ない人は優先順位の下の方になりがちだからです。
あと保険や管理費などの経費も、たくさんあると割安になります。
ですから世界中10か国の10都市で10軒持っている人よりも、一つの都市で10軒持っている人の方が投資がうまくいきやすいわけです。
難でもそうですが、浮気がちな人はうまくいかないです。決めたら、成功するまで一つのことに取り組みつづける。これが成功の秘訣だったりします。