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部屋の中の象

英語には"The elephant in the room"(部屋の中の象)という表現があります。

これは部屋の中に象のような巨大なものがあるのに、誰もあえて口にしようとしない状況のことであり、大問題を見て見ぬふりをすることを意味します。

 

あまりにも稚拙なので、書くのをやめようと思いましたが、念のために書きます。

今、アメリカでは景気後退(リセッション)に入ったかどうかの議論が沸騰しています。

アメリカ政府はなんと"言葉の定義"を変えることにより、景気後退を乗り切ろうとしているようです。

そしてウィキペディアでは、景気後退というページの編集ができなくなったことが報じられていました。

What is a recession? Wikipedia can't decide

'Doesn't sound like a recession': Biden optimistic despite economy contracting

ホワイトハウス報道官は相も変わらず、史上最高の好景気だと言い続けていますし、財務長官のイエレンも景気後退ではないと主張し続けています。

Yellen says the economy is not in a recession despite GDP slump

こんな政府ですから、政府が公表するデータの信用性はほぼセロだと思った方が良いでしょう。

これに対しトランプ大統領は、景気後退といった生易しいものではなく、大恐慌に突入するとしてバイデンを非難しています。

どちらが正しいかは、説明する必要すらないでしょう。

Donald Trump Warns U.S. Economy Could Reach Levels of Great Depression

 

今、急激にアメリカの住宅価格は下落しています。

都市によっては何とか売り抜けようとする人たちの値下げ競争が始まっており、ボイジ、サクラメントといった都市では40%以上の売り手が価格を下げています。

これ以外ではタコマ、デンバー、ポートランドといった都市も上位にランクインしています。

こちらの地図はリスクが高い都市を示すものです。

パンデミックで人々が流入し、不動産価格が高騰した都市は軒並み大暴落の危機にさらされています。

これらの都市では今度は人口の流出が始まっており、同時にバブルの頂点で低金利で借り入れをした人々は、何とか逃げようとしています。

ただ相次ぐ利上げ手のため、住宅ローンの貸し渋りが激しくなりつつあります。

 

これから起こることですが、人々が家を売り抜けられないと理解すると、ローンの支払いをやめて差し押さえられるままになります。

これはアンダーウォーターと呼ばれる事象ですが、ローンの残額よりも家の価格が下落すると、人々は支払いを続けるよりもデフォルトすることを選びます。

こうなると、変わるのが人々の意識です。

家は資産ではなく、もはや重荷でしかないという考えが広まった時は、投資家にとっての参入の時期になります。

こうなると、「いくらでもいいから引き取ってほしい」という人が多くなり、激安で不動産を買えるようになります。

もうあと少しです。

 

最後に、少しだけ以前の記事の訂正をさせてください。

トランプドルについて、記事を書きました。実はこれ以外にもトランプ小切手なるものもあります。

あれから少し調べていて思ったのですが、これは詐欺の可能性がありそうです。

もちろん今の時点では断定はできませんが、買うことを検討している方もしばらく様子見をしたの方が良さそうです。

トランプ大統領が好きで好きでたまらない、という方にはいいのかもしれませんが、この話は何か少し怪しい感じがします。

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