アメリカ不動産情報

最後に駆け込む人たち

どうやら来月のFOMCでアメリカは0.5%の利上げをすることがほぼ確実のようですね。

米50bp利上げ、5月FOMCで「検討」へ=パウエルFRB議長

 

最近はこれに連動して住宅ローンの金利も上昇を続けていて、6%を超えていて7%という金融機関もあるようです。

Mortgage rates hit highest level since 2011, stoked by rising Treasury yields

借り入れる費用が急上昇しています。

平均価格帯の物件を購入したとしても、一月に購入するのと今購入するのでは毎月の支払額が大幅に異なります。

金利が上がると住宅市場が冷え込むことは確実なのですが、それと同時にこれ以上待つと家を買えなくなるという不安を掻き立てられる人も多いようです。

あと家賃も急上昇しているので、急いで買ってしまおうというわけです。

$1,100 rent hike: Could veteran soon be out on street?

あと売り物件数が少ないので、急いで買わないといけないと考えている人も多数いるわけです。

私は今、ある築百年のポロイ戸建てを売りに出しているのですが、昨日だけで8件の内覧の予約が入り、そのうち一人から買い付けが入りました。

カウンターオファーを出して値段を吊り上げることも考えましたが、今は早く処分してしまいたいので提示価格で契約しました。

ロバートキヨサキが言う、パーティに遅れてくる人たちがたくさんいるということのようですね。

 

ただすでに住宅市場には急激に減速しています。この流れは来月の利上げで加速していくと思われます。

通常春の時期は不動産取引が活発におこなれるのですが、今年のこの落ち込みは不動産バブルがすでに崩壊したことを示しているのかもしれません。

今回は先回のバブルをはるかに超えていますので、バブル崩壊の衝撃はより一層激しいものになると思います。

 

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