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アメリカ不動産バブルは最終局面の様相

FRBのインフレターゲットは2%ですが、それをはるかに超えるスピードでインフレが進んでいるのは住宅市場です。

価格上昇のスピードが加速しています。

フェニックスでは30%、サンディエゴ、シアトル、ダラス、マイアミ等でも20%超えています。

想定の10倍のインフレ率です。

ケースシラーインデックスによると、全米20都市の平均では、年換算で19.08%の上昇率で、前回のバブルであった2005-2006年の上昇率を超えました。

これに伴って家賃も急上昇しています。今年の一月からの半年で14%の上昇です。

住宅市場のインフレを抑えるためにFRBができることと言えば、すでにあちこちで言われているように、テーパリングと利上げです。

しかし、どうやらその選択肢はなさそうです。できるのは口先介入だけです。

これをやった瞬間に株式市場は暴落するからです。

ということで、インフレのことは「一時的だ」と騙しながら、行くところまで行くしかないというのが現状でしょう。

大量の強制退去も始まりましたし、上げるところまで上げておいて、一気に落とすというもともとの計画はそれなりにうまくいっているのかもしれません。

上げておいて、落とすというのは資産強奪の典型的な手法です。

Bank says up to 3.5 million households risk eviction nationally

直近の強制退去件数は250-350万件で、家賃を滞納している件数は600万件だそうです。

強制退去停止延長を求める動きがありましたが、最高裁が却下しました。

The Supreme Court Will Allow Evictions To Resume. It Could Affect Millions Of Tenants

身動きがされなくなっていた大家はこれで家賃を回収し始められると考えているのかもしれませんが、そうはなりません。

不動産価格が下落するので、いわゆるアンダーウォーターという状態になります。

これは負債額よりも不動産評価額が下回るという現象です。こうなると大家は負債を苦労して支払うよりも、デフォルトすることを選択します。

そして、これは強烈な下落圧力となり、次々と住宅ローンを抱えている人たちを巻き込んでいきます。

 

以前から書いているように、今回弾けるのは不動産バブルだけではありません。今の金融システム内の資産は徹底的に破壊されることになると思います。

アメリカ国内で持ちこたえられる人は、ごく少数なのかもしれません。

残酷ではありますが、その後に歴史上、最高の買い場がやってきます。

今のアメリカ人にとって、できる最良のことは借金の返済なのかもしれませんね。まあそんなことをする人はいないと思いますが、、、

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