アメリカ不動産情報 マインド

弱みに付け込んだ交渉

これは私だけかもしれませんが、時折買い手の中に家の状態について、いろいろとケチをつける買い手には売りたくないと思うのです。

昨日も売りに出している物件を見に行き、いろいろな問題を取り上げて、修理費を過大に見積もった上に、こういうのです。

 

「あなたの家は問題だらけなので、〇×ドルしか払えません」

 

私は当然、家の状態を把握していて、マーケットの価格よりも安く売りに出しているわけなのですが、こういう足元を見るような交渉を相手する気にはなりません。

もしかしたらこういう交渉でうまくいく場合があるのかもしれませんが、私はそういう人にはあまり売りたいとは思いません。

 

昨日の買い手はご丁寧に写真まで送りつけてきて、ありえないくらい修理代がかかるから、安くしろと言ってきました。

こういわれると、そんなに問題が多いと思うなら、他で物件を探せばいいのにと思ってしまうのです。

いずれにしても、こういう指値の入れ方は売り主としては気に入らないものです。

 

相手のエージェントは私が交渉してくると踏んでいたのかもしれませんが、私はすぐに買い付けを断りました。

すると、今度は相手は突然態度を変え、もう一度修理代の見積もりを出させるから、待ってくれと態度を豹変させてきました。

私の方で、「いや、他にも買いたい人はいるからほかに行ってくれ」と断ると、もう一度、買い手と相談するから待ってくれと再度お願いしてきました。

途中から態度を変えるくらいなら、最初から変な交渉をしなければよいのにと思うのです。

 

不動産の売買にはある程度の交渉はいつもあるのですが、細かなところで相手の気分を損ねると、うまくいかなくなります。

直接、相手方の顔は見えませんが、買い付けの入れ方や交渉のやり方で、買主とエージェントの人格が見えるものなのです。

-アメリカ不動産情報, マインド
-, ,

© 2024 歴史上最大の経済危機を切り抜けよう!