日本語で「一度あることは二度ある」と言いますし、「二度あることは三度ある」とも言います。
もし仮に同じような事が89回起こったとしたら、あなたは90回目もあると思われますか? ほとんど人はそう思われるでしょう。
何の話かというと、人々から資産を強奪する手口の事で、同様なことが分かっているだけで89回も繰り返されています。
その手口とは人々の労働の対価として得た資産を預かる代わりに預かり証を発行し、しばらくすると資産の返却をしないという手口です。
記憶に新しいのはアメリカで起こったことで、ドルは金と銀の引き換え証書という位置付けでしたが、時間の経過と共に引き換えを停止してしまいました。
つまり人々の労働の対価として得た金や銀が、ただの紙切れに置き換えられてしまったわけです。
そして置き換えた後に紙と現物に関係を切り離す作業を行うことで、人々の資産を奪うわけです。
今、同じ手口での資産の没収が計画されていますが、ただ今度は預金だけではありません。
世界中の中央銀行を統括する存在であるBISの指令の元、CBDCへの移行が計画されていることは広く知られています。
ここ最近浮上しているのは、新たな経済の仕組みとして「資産のデジタル化」の推奨が始まっています。
BISの説明によると、ブロックチェーン技術による集権化したレジャーに世界中の資産をデジタル化したトークンとして登録するとするものです。
トークン化される資産は広範に及び、家、車、絵画を始めとするありとあらゆる形態の資産をトークン化する計画です。
トークン化することで取引の透明性や効率が改善されると説明しています。
世界中のすべての資産をトークンとしてデジタル化し、その情報をBISが管理するというものです。
資産のレジャーだけでなくCBDCとデジタルIDをも統合したレジャーを作成する計画であることが公表されています。
特許や知的財産等もトークン化する計画です。
庭に生えている樹木からあなたが使っている携帯電話、コーヒーや趣味の品までもをトークン化する計画です。
あなたが生涯をかけて築き上げた資産をデジタル化して、第三者に預けることになるわけです。
資産をトークン化した後に、資産を「民主化する」(democrazitation)計画であることが指摘されています。
民主化と言えば聞こえがいいですが、言い換えれば他人があなたの資産の用途を決められるようになるということです。
例えば、あなたの家がトークン化されて管理されたとして、他の人が移民の住宅にしたいと主張したとすると、あなたの家は自動的に没収されることになります。
あなたの物はみんなの物という訳で、社会主義が完成するという訳です。
これはWEFが推進している「何も持たなくなる」世界を誕生させるための計画です。
ここでは詳細は触れませんので、各自で調べていただきたいと思うものがあります。
リンクを下に貼り付けますが、資産全てをトークン化するために複数のプロジェクトが進行中です。
Project Promissa
Project Aurum
香港がデジタル通貨のプロトタイプ「Project Aurum」を発表
Project Leap
Project Leap: quantum-proofing the financial system
Project Symbiosys
Project Symbiosis: AI and big data technologies for supply chain sustainability disclosure
Project NGFS
Project Hertha
この視点で見ると、今起こっていることの意味が分かるはずです。
今進行している計画は過去の例と比較しても最悪の規模であることは間違いありません。
3/11にBTFPが廃止されたことは、地銀全てを破綻させ人々の資金を大規模金融機関に集中させるための作業ですし、日本では4/1からマイナンバーと銀行口座の紐づけが行われます。
金融システムを崩壊させる過程で資産の強奪と囲い込みを同時に行っていることを理解する時に、何をどうすれば良いのかの答えが見えてくると思います。