不動産開発というのはある意味、時間との勝負です。
土地を仕入れてから、実際に開発がスタートし、そして売り切るまでに数年以上かかるのが普通です。
ですからデベの一番の不安というのは、多額の借り入れをして、開発をしている間に不動産市場が崩壊してはしまわないかというものなのです。
今回のコロナで不動産市場が崩壊するという懸念がありますが、今のところは人為的な操作により崩壊していません。
それどころかバブルは一層過熱しており、収まる兆しが見えません。
数日前にニュースになりましたが、今FRBはありないくらいの多額の不動産担保証券を買い入れていることが報道されました。
The Fed Should Get Out of the Mortgage Market
毎月4兆円程度、買い入れているそうです。
要するに不動産市場を暴落させるつもりはまだなく、バブルをさらに大きく膨らませる方向だということのようです。
そのためにはルールも変えるし、証券も買いまくるということのようです。
もちろん、これらすべてはミドルクラスから資産を奪い、金持ちはより一層金持ちになり、貧しい人はより貧しくさせるために行っていることなので、
いつかのタイミングで金融緩和をやめ、今猶予されている家賃と住宅ローンの支払い停止も終わります。
最大限までバブルを膨らませてから、一気に破裂させれば被害は最大になります。
しかし、問題はしばらくは今バブル傾向に拍車がかかる状況が続いていくだろうと思われます。
今、取り組んでいる案件の近隣の開発プロジェクトを視察しました。
ざっと見た感じ、建設はまだ半分ほどしか進んでいませんでしたが、ほとんどすべて売れてしまっているようで、土地にはSOLD OUTの看板ばかりが立ち並んでいました。
今年はデベにとっては最高の一年となるのかもしれませんね。
ほうかいする