コロナウイルスの影響を受けて、住宅ローンが不良債権化する可能性が高くなっています。
アメリカでは家賃の件もそうですが、4月の支払いができない人が大量に発生する見通しのようで、これが原因で経済危機が発生するとの見方が広がっています。
正確に言うと、すでに始まっていて、今後数カ月以内に大きく表面化する見通しです。
住宅ローンの場合、仕事が首になる → ローンが払えない → デフォルト。
大家の場合、テナントが家賃を払えない → ローンの支払いが滞る → デフォルト。
商業不動産モーゲージもかなりのだけ気となりそうですが、住宅ローンのデフォルトもかなり数になりそうで、リーマンショックを大幅に超えるのは間違いなさそうです。
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政府からの救済が必要とする意見も出ていますが、すでに経営危機に陥っている大企業のベイルアウトに関しても、どの会社を救い、どの会社を倒産させるのかという議論が始まろうとしていますが、個人の住宅ローンや商業不動産モーゲージの救済がなされる可能性は低そうです。
少しの間の支払猶予は与えられる可能性はありそうですが、結局はデフォルトとすることは不可避のようです。大きすぎるのと、救う相手が多すぎるのでしょう。
ドミノ倒し的に連鎖倒産が起こりつつあります。
今のところはアメリカで大きく騒がれていますが、次にイギリス、オーストラリアで問題が表面化することになりそうです。
昨日も書きましたが、投資家も軒並みやられることになりそうです。
これを乗り切った人だけが、そのあとに来る買い場に参入できるのでしょう。