アメリカの不動産市場がかなりおかしくなっています。
もちろんおかしいのは不動産市場だけではありませんが、ロックダウン、上限のない金融緩和、人々の移動などが要因で、加熱している不動産市場はかなりおかしくなっています。
家賃の踏み倒しが合法化されたり、住宅ローンの滞納が先送りされたりと、かなり不自然な法律により崩壊が先送りにされていますが、そんな中、特定の不動産市場では、ありえないほど過熱しています。
このような感じです。
ワシントンDCの家に88件の買い付け申し込みが殺到した。20万ドルも高い価格で売却。
76 all-cash offers on one home. The housing madness shows no signs of slowing
カリフォルニアの家に122件の買い付けが殺到し、3時間で売れてしまった。
Citrus Heights home for sale receives 122 offers in one weekend, sells in 3 hours
29件の買い付けが入り、言い値より1億円高い価格で家が売れる
Bay Area house sells for $1 million over asking after 29 offers
英語では、Multiple offersとかBidding warと呼ばれます。
異常だなと持っていたら、こんなニュースもありました。
2月の不動産販売数が10%以上も減少したそうです。理由は売り物件の不足だそうです。
今は売り物件の数より、不動産エージェントの数の方が多いと言われています。
私もせっせと保有物件を売りに出そうと準備をしているのですが、知り合いの複数のエージェントから売り物件を回してほしいとお願いされています。
今は、どう考えてもバブルの最後に差し掛かりつつありと思います。
不動産というのは地域によって特性が違いますが、安く買えれば、素早く転売ができるという時期でもあります。
特に、これから夏の時期に入りますし、アメリカ政府のばらまき政策が終わらない限り、加熱は収まらないのかもしれません。