最新のアメリカの人口移動に関するデータです。
赤い州は人口流出が多い州で、青は流入が続いている州です。
具体的に数字としては、人口流出のトップは以下のようになっています。
こちらは流入している州。
こちらは都市ごとのデータ。
上は流入先の都市で、下は流出している都市。
不動産というのは、需要と供給のバランスで決まる面が多いです。
つまり、人口が増えているのに住宅が少なければ、価格は上がり、家賃も上がります。
しかしそれが反対であれば、価格は下落していきます。
このデータは投資の方針を決めるのに役立ちます。
それは、人口が増えている州に投資をするのか、それとも人口が減っている州で投資をするのかということです。
順当に考えれば、増えているところで投資をするのが良いように思えます。
しかし、その場合価格が高いので、短期間でそこまで物件数を増やすことは難しいかもしれませんし、高値掴みされられる可能性もあります。
アメリカの面白いところは、日本とは違い人々が周期的に移動を繰り返すところです。
つまり、人口が減ったとしても、しばらくすると今度は不動産が安いから、生活費が安いからという理由で、企業が移転してきたり、それに伴って人々が戻ってくるところです。
つまり、私の意見では人口が減るということは、押し目買いのチャンスにすぎないと考えています。
特に今回は人々がパニック的に移動しているので、特にそうなる可能性が高いと思います。
余裕があれば、人口が増えている州での投資も検討すればよいと思いますが、そうでなければ人口が減っている州に集中するほうが賢いと思います。