私の不動産ビジネスのパートナーの一人は不動産管理のプロです。
彼女は最近、建築士のライセンスを取得しましたが、それ以前も長く不動産のブローカーをしており、ここのところ5年ほどは不動産管理会社で勤務していました。
先日、近々始まる不動産の大バーゲンの準備のため久しぶりに会って話をし、相談したところ判明したのですが、
しばらく会わない間にかなりの管理経験を積んでいたようです。
大規模アパートやセクション8など、話を聞く限りかなり普通の投資家がやり取りするような規模ではなく、数千件規模で管理業務をしていたようです。
今回はいいチャンスなので、自らの管理会社を立ち上げて協力してくれるという話になりました。
こういう方が協力してくださるというのは、心強い限りです。
アメリカでは良い管理人を見つけるのは、至難の業なのです。
※ セクション8とは低所得者向けの家賃保証プログラムのこと
不動産の管理というのはアメリカ不動産投資の鬼門です。
私も数々の失敗談がありますが、買ったとしても管理ができないと投資として成立しにくいものです。
アメリカでは、日本とは違い家賃保証というシステムはありません。
ですから、最初から管理という視点で物事を考えなければなりません。
それは物件の取得の際の判断、そしてきちんとした管理会社の選択、あとは投資家としての対応もきちんとしなければなりません。
つまり、管理しやすい場所で物件を取得し、それをよい管理会社に委託し、投資家としてはただ丸投げにするのではなく、管理会社の業務をチェックすることにより、アメリカ不動産投資は成立します。
つまり、ただ買って管理会社に丸投げにすればよいというものではありません。
私が話を聞くかぎり今はどこの管理会社も家賃の回収に苦労しているようです。
法律で家賃の未払いが容認されるわけですから、当然、不動産管理は簡単ではありません。
今はほとんどの州で、この法律の期限が切れていますが、今後も周期的に法律が施行される可能性があります。
歴史上、まれにみる大チャンスがもう少しで始まろうとしていますが、安く買えるという反面、管理面でのリスクは普段よりも高いのが実情です。
それを理解したうえで、投資家としての良い判断を下していただければと思います。