アメリカ不動産情報

アメリカ人にとって暗くて寒い冬になる

今後、数か月以内に自宅を失うアメリカ人は数百万人に及ぶという報道が出ました。

Millions of Americans Expect to Lose Their Homes as Covid Rages

さしあたって2021年1月1日の時点で、差し押さえ/強制退去に直面することになるアメリカ人は580万人。

全体の数では、1800万人が強制退去/差し押さえになるそうです。

ニュースによっては、この数にばらつきがあり、こちらの報道では、全体の数は4000万人となっています。

いずれにしても、とんでもない数だということだけは確かです。

We know how to prevent up to 40 million people from being evicted. It’s up to Congress to do it.

 

下の表は州ごとの割合です。

中には41%を超えている州も複数あります。

コロナのため、住宅ローンの支払い猶予が認められましたが、最後に期限が切れるのが来年の3月です。

特に、ネバダ、フロリダ、アーカンザス州では約半数が強制退去、あるいは差し押さえになるそうです。

 

下は、都市圏ごとの差し押さえ/強制退去の予想です。

青い丸は控えめな想定、赤い丸は想定の上限です。

英語でKというのは1000のことで、一番多いニューヨークでは、20万件から45万件を想定しています。

 

これまで、アメリカ政府が必死に止めようとしてきましたが、住宅市場が崩壊するのは年明けくらいからで、春以降から本格化しそうです。

崩壊といっても、今回は人口の移動が激しく、差し押さえが多い州に人口が流入するケースもあるので、どれくらい落ちるかどうかは都市圏ごとに見ていく必要がありそうです。

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