これはアメリカ不動産投資の場合は特に顕著なのですが、一人で投資することのデメリットはいくつもあります。
これは新規の投資先を開拓する時、新しい取引先を見つけるときによくあります。
投資家としては、不動産を安く買いたい、修理代をできるか限り安く抑えて、投資効率を上げたいと思うものです。
あとは良い管理会社を見つけて、よく管理してもらいたいと思うものです。
しかし、それは一人だとなかなかうまくいかないものなのです。
私はここ数週間、複数の不動産会社や修理会社、管理会社と商談を繰り返しています。
試しに使ってみようと思い、ある物件の外壁塗装の見積もりを出してもらいました。
一つの会社は$2000、もう一つの会社は$7500でした。
同じような仕事なのに、どうしてここまで違いが出るのかと思われるかもしれません。
日本だと多少の差はあったとしても、そこまで価格が大きくずれることはないかもしれません。
しかしアメリカだとよくあります。
あとはお金を払ったのに、きちんと仕事をしてくれないということもよくあります。
これを防ぐために方法はいくつもありますが、一つは数で勝負すること、そしてきちんと支払いをすることです。
一度きりのお客だという印象を与えずに、手ごろな価格で良い仕事をしてくれれば、継続時に仕事を依頼すると理解させること。
そして、こちらも約束を守るクライアントだということも理解してもらうことが大切なのです。
あと、絶対の確信がない限り、見積もりは複数とるということも大切かもしれません。
これはある意味、すべての作業に当てはまります。
こういうことを繰り返していくうちに、良い業者が見つかり、信頼関係も培われていくものです。
こうしたことすべては遠隔地からはなかなか難しく、特に外国人にはハードルが高いと思います。
突然、一人で買ってもトラブルになったり、結局は高くついたりするのは、このあたりのコントロールが上手にできないことが原因の場合がほとんどです。
相手にとってはよくわからない一元客で、しかも外国人というとまともな対応をしてもらえないというわけです。
こういう作業は、日本人投資家が日本で物件を買う時には目に見えにくいものです。
現地で誰と組んでどんな作業をするのか、というのは目に見えず、ましてや物件情報の数字には反映されないものです。
往々にして、物事というのは見えないところほど重要なものなのです。
写真は連れて行ってもらったイラン料理のレストランです。