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アメリカ不動産と分散投資

分散投資に関しては、これは人によって様々な意見があります。

すべての卵を一つのかごに盛るな、という格言があるかと思えば、その逆のことを言う人もいます。

不動産投資に関しても、ある程度の分散は役に立ちます。

 

アメリカには様々な都市があり、年ごとに不動産マーケットの様相が異なります。

同じ賃貸不動産というアセットクラスではありますが、複数都市で少しずつ保有するほうがリスクの軽減につながると考える人もいます。

不動産というのは地域性が強いので、例えばある都市では暴落しても、他都市ではほぼ影響がないということも過去には起こりました。

複数都市で確かに分散させると、今回のような経済危機ではある程度のリスクヘッジになります。

 

しかし、デメリットも存在します。

分散させればさせるほど、複数の現地管理会社を管理するという作業も増えていきます。

例えば、5つの都市にそれぞれ一軒ずつ物件を購入する人もいるかもしれません。

確かに、地域的なリスクは軽減されるかもしれませんが、保有件数が少ないがために管理会社から、あまり重要な客ではないとみなされるリスクが上がったり、

管理人を管理する時間と労力が増えるというネガティブな要素もあります。

あとは、買ってみて初めて分かることもあるもので、新しいエリアに進出するたびに違うトラブルが発生するというリスクもあります。

分散すればするほど結局のところ、作業を効率化しつつも収入を増やすのとは逆の方向に進んでいきます。

 

普通はある一定件数以上の物件を保有するようになると、細かなものは売却し、大きなものに乗り換えていくのが普通だと思います。

例えば、一戸建てを増やしていき、10件になると、すべてを売却してアパートを買うといって具合で、管理の手間を考えながら物件をまとめていくのが王道です。

そして同じ都市圏の中でも、異なる不動産、例えばオフィスやアパートを異なるエリアで持つことにより、仕事を減らしつつ、リスクを分散化させる人が多い気がします。

同じ都市圏でもエリアごとに住む人たちの層は異なるのと、異なるタイプの不動産を保有することで、リスク分散をしつつ、作業を減らすことが可能です。

 

アメリカで不動産投資をすると、最初のうちは必要以上に分散させがちになるかもしれませんが、資産が増えていくにつれて、そこまでは分散させる必要を感じなくなっていくのが普通だと思います。

ある程度分散させつつも、分散に伴うリスクをへらして、ポートフォリオをまとめるという作業が結局は必要になっていくのだと思います

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