先週も中国で銀行の取り付け騒ぎが起きたという報道がありました。
中国は以前から債務問題が深刻だと言われていますし、地方銀行の業績もかなり危険なところにまで来ているようです。
情報統制が厳しい中国のことですから、実際のところはもっと悪いのでしょう。
世界中に火種がくすぶっているので、どこから起こってもおかしくない状況であると見られていますが、起こった時にどのようなことになるのかは正確に予測するのは困難です。
資産を安全なところに避難させる動きは続いていて、アメリカドルに換える人が多いようです。
確かに、他の通貨と比較すると米ドルは比較的安全なのかもしれず、中国やヨーロッパに比べると、ダメージは少ないのかもしれません。
暴落する危険があるので、現金化をすすめ、その中でも安全な通貨にするというのは賢い方法なのかもしれません。
しかし、今回予測されているような規模の経済危機が本当に起こるとすれば、対策と言うのはあまり意味をなさない可能性が高いのではないかと思っています。
大企業の倒産、デフォルトくらいのことは起こると思っていた方がいいと思いますし国が2,3個、吹っ飛び、戦争くらいは起こると思います。
ただいつどこで何が起こるのかを正確に予測できる人はおらず、まだ起こっていもいないことを心配して、あれこれ準備をしすぎるのも意味がないと思います。
もちろんある程度の備えはしておくべきです。
明日、自分の人生がどうなるのかなどわかる人はどこにもいません。ですから来月や来年にどうなるかなど心配しすぎてもあまり意味がないものです。
むしろ大切なのは、何かか起こった時に対応する能力を高めておくことです。
いくら準備をしたとしても、想定外のことというのは起こる時があるものです。それが起きた特に、いかに対応し、ダメージをリカバリーしていける人になりたいものです。
ところで、少し前に11/25に関する記事を書きましたが、やはり何も起こりませんでした。
特定の日付を指定して、何かを予告する人はニセモノの場合が多いのかもしれませんね。参考程度に話を聞くのはいいかもしれませんが、真に受けるのは意味がなさそうですね。
金融危機が起きそうなのに便乗して不安をあおり、何かを売りつける新手の商売のような気がしてきました。