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マイノリティになるメリット

モノの価値と言うのは相対的なものです。

需要と供給により、価格は決まります。

かつては価値が高かったものでも、だれもが儲けようと思い、それに殺到した結果、供給過多になり、結果として価格が暴落するということも起こりえます。

つまり、その時々で人気になっているもの、人々が熱狂しているものに流されていくと、あとで損をすることが多いものなのです。

その時は高く評価されているように思えていても、結果としてそうではなくなることがあります。

これは仕事についても言えます。

一昔前は、弁護士や税理士になるのは高収入への道だと考えられていましたが、今となっては数が多すぎで、難関試験を通ったにもかかわらず食べていかれない人が多いようです。

ですから、仕事でも技術でも投資もそうですが、誰もが熱狂しているようなものに追随するということは、やがては無価値になるであろうモノに時間とお金をつぎ込んでいることになるのです。

人間は感情的な生き物なので、他人の動向に影響されます。流行や熱狂に簡単に巻き込まれていくものです。

金融市場では、理由もなく、また根拠もないのに値段だけがどんどんと上がっていくものがあります。

「上がっているから買う」、「誰もが買っているから買う」と人々が考え始めると、そこにバブルが発生します。

しかし、熱狂が終わる時には、「あれはくだらないものだった」と初めて理解するものなのです。

そうしたものを目にした時に、同調圧力に負けず、一歩離れたところから冷静になって考えてみることが必要です。

 

 

覚えておくべきことは非常にシンプルです。

「溢れるほど多くなりすぎたものは、差別化が難しく、また供給過多になり、最後には無価値になるということ」

意識的に、熱狂しているもの、誰もが注目しているものから離れること、そして本質的な価値を冷静に見極めることが大切なのです。

これは何でもかんでも他人の意見に反対し、正反対のことをしろと言いたいわけではありません。

 

投資に関していえば、人が見すごしがちなもの、怪しいからと言って検討すらしないものの中には、ホンモノがあることがあります。

本質的な価値と可能性を見分ける力があれば、他の人がどう思うか、人気があるかないかに関わりなく、良い選択ができると思います。

特にだれもやっていないことであれば、あなたがオンリーワンになる可能性さえあるわけですから、、、

 

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