私が常々、人と話していて思うことがあります。
経済的に成功していない人の共通点として、金持ちになる秘訣やネタを自分は持っていないと思い込んでいることです。
そしてノウハウ本やセミナーでも、「あなたが知らない極秘情報を教える」といった触れ込みで人を集めようとします。
確かに自分の知らないことを知っている人はたくさんいて、参考になることやまねるべきことを教えてくれることも多いです。
しかしそれは釣りに行く人が大きな魚を釣るためには必ず釣り船に乗らなくてはいけないと考えると同じです。
しかし往々にして、魚は足元にいたりするものです。
お金を儲けようと思う場合、まずは自分の身の回りをよく見てみることをお勧めします。
自分の今している仕事で得た技術や友達の中に何か使えそうな人はいないか、そういうところに金になるネタは転がっているものです。
そういう観察を続けていると、「ここをこうすれば儲かるのではないか」とか「ここで儲けるには○×が足りないな」と気づいています。
その繰り返しをしているうちに、お金を稼ぐ技術が身についていきます。
忘れてはいけない点ですが、自分にとって当たり前のことは他人にとっては当たり前ではないということです。
これはどういうことかというと、例えば料理が非常に上手なフレンチのシェフがいるとしましょう。
本人にとって、料理は日常の一部なので、いわばできて当たり前。長年やっていると「料理なんてできて当たり前」と思いこみ、自分の技術を過小評価しがちになるのです。
しかしフレンチなど全く知らない人にとって、フレンチができるというのはすごいことです。
ですから自分が持っているいわば「当たり前の技術」をどのように生かせるのか、今一度考えてみてください。
自分のまわりには発想次第で儲かるネタがよく転がっているものです。自分のまわりには何もないと決めつけずに、よく観察してみることをお勧めします。
金を稼ぐことが上手な人は、例外なくこうした視点を持っています。