私はそもそも主流メディアが言うことを全く信用していないのですが、かといってSNS等で拡散される情報が正しいとも思っていません。
ある程度の真実はちりばめられているものの、報道する側が人々を洗脳し、誘導するための激しい情報操作が行われています。
今の時代は各自が情報を鵜吞みにせずに分析し、それぞれが正しいと思う結論に到達すべくよく考えなければならないと思います。
最近、個人的に違和感を信じているのがロシアに対する経済制裁に関するメディアの報道です。
聞いている限りだと、経済制裁でロシア経済が完全に崩壊するとか、SWIFT排除でロシアは完全に追い込まれるといった論調です。
SWIFT、ロシアの大手7銀行グループを排除 送金業務が困難に
中国独自の国際決済システム、ロシアを救うには至らず-QuickTake
ドル建て国債のルーブル払いは「デフォルト」 格付け会社が見解
ロシアが国債の利払いをできずデフォルトするという見通しもありましたが、こちらの報道によるときちんと支払ったようです。
よく考えてみると、ここでメディアのウソが明らかになります。
ロシア政府のドル口座が凍結され、またSWIFTから完全に排除されているとするのならば、ロシアは利払いができないはずなのです。
ですからその嘘はこのどれかです。
- ロシア政府のドル口座が凍結されている。
- SWIFT排除がロシア政府に影響を与えていない。
- 経済制裁がロシア経済に壊滅的な影響を与えていない。
もしかしたら経済制裁はまだ完全に始まっていないという主張もあるかもしれませんが、そうだとしてもメディアは嘘を垂れ流していることになります。
ちなみに経済制裁に参加している国はどちらかというと少数派のようです。
逆にBRICSはロシアとの取引を加速させています。経済制裁でロシア経済は崩壊するというのはメディアのウソです。
情報戦と経済戦の一部だと考えるべきでしょう。
ロシアへの経済制裁は言い換えれば、格闘家の殺し合いのようなものなのでどちらかが一方的に勝つということはないと思います。
要するに専門家を含め、我々は本当に何も知らされていないということを認識しておきましょう。
そして自分では考えていると思い込まされていて、実は何も考えていない可能性もあるということです。
今のエネルギー関連の問題では、どう考えでも西側諸国は守勢に立たされています。
ロシアと中国寄りの国からは制裁を受けているようです。
まずサウジはバイデンとの電話会談を断りました。原油を売らないということです。
そして、ジョンソン首相がサウジを訪問し原油供給を依頼しましたが、「手ぶらで帰国した」と報道されています。
Boris Johnson returns from trip to Saudi Arabia without commitment on oil
そしてナイジェリアは原油を減産するようです。そのうち人民元かルーブルで取引すると言い出すと思います。
Blast reduces Nigeria’s oil production by 25,000 barrels per day
ちなみにアメリカはこれまでさんざん経済制裁をしていたベネズエラに態度を一変させ、原油を売ってほしいと「懇願」しているようです。
Should Biden Really Be Begging Saudi Arabia and Venezuela for Oil?
ちなみに日本ではこんな報道が、、、
バイデンとボリスジョンソンが断られたのに、岸田総理の依頼は受け入れると考えるのはあり得ないと考えるのはおかしいでしょうかね?
日本ではガソリンがリッター1000円を超える日はそう遠くないと思います。
円安の影響もあり、日本国内ではハイパーインフレは不可避なのかもしれません。
アメリカの圧力に負けて、経済制裁に参加したのは大きな間違いでしたね。
他国のように中立を保てないところが日本の政治家の頭の悪さを象徴していると思います。わかってやっている可能性も若干あるかもしれませんが、、