アメリカで不動産を投資する目的はいろいろとありますが、少なくとも中国人投資家にとって、シカゴは魅力的には映らないようです。ただ中国人投資家の動向は不動産価格にもかなり影響を与えると思います。国によって目的が違うため、それによって傾向が分かれるようです。
シカゴにはシカゴ大学というアメリカでも有数のトップクラスの大学があり、中国人富裕層の子供たちが留学しています。中国人の場合、たいてい子供に不動産を買い与えるのですが、シカゴの場合、あまり魅力的ではないようで、留学中は賃貸に住ませておいて、かわりにニューヨークやフロリダで買う傾向が強いようです。
理由はいくつかあるようです。外国人投資家は物件を探すときに都市の郊外で買う傾向が強いようです。シカゴは都市の中心部で価格が高騰していて、今から中心部のコンドミニアムに投資したいとは思わない人が多いというのも理由の一つだそうです。
違う意見も意見もあります。長期投資をしようという投資の間では、シカゴは依然として人気があるという不動産のエージェントもいます。その反面、数年程度の投資を考える中国人には魅力がないそうです。
ちなみにシカゴは全米の都市の中で、外国人投資家の人気ランクは16位です。
Are international homebuyers cooling on Chicago?
その反面、実需の買いは増えてきています。ホームバイヤーたちが次に狙う都市の中でシカゴが第一位に来ています。
Where US homebuyers are headed next: Chicago, Colorado Springs, Reno
簡単にまとめてしまうと、シカゴが本格的に上がるのにはもう少し時間がかかるということなのでしょう。