アメリカといっても広い国なので、都市によって不動産事情が異なります。
今は全米どこを見ても不動産価格は上昇していますが、それでもその程度にはばらつきがあります。
投資メインで考えるのであれば、すでに加熱している都市ではなく、これから上がっていく都市を狙うのが賢い戦略です。
アメリカではいつも値段が最初に高騰するのは西海岸とニューヨークで、中部はそのあとに上がっていくというのがいつものパターンです。
数日前のニュースによると、Under Water(物件の査定価格より、融資の残額が多い状態)の不動産が多い都市が発表されました。
以下のようになっています。
マイアミ 15.7%
ラスベガス 14.2%
シカゴ 12%
もちろんこうした都市でも不動産価格は回復を続けていますが、差し押さえ物件が他の都市に比べて出る可能性が高く、それが不動産価格上昇の鈍化につながるとみられています。
シカゴでは一年前はその数字が16%でしたが、4%の下落となっています。約55000軒の物件が価格上昇により、査定額よりも上になったようです。
この数字がゼロに近づくころ、アメリカ不動産価格は一段高になるのではないかと、個人的には見ています。