週明けはブラックマンデーとはなりませんでしたが、かなり下げましたね。
この変更が大恐慌のきっかけになるという予想は残念ながら外れてしまいましたね。
先週に大きな動きがありました。IMFが行った発表です。
その概要はこちらです。
ブレトンウッズについてご存じない方はこちらをどうぞ。
今年70周年を迎えるブレトンウッズ ブレトンウッズ ブレトンウッズ体制
簡単に言うと、当時、金本位制採用していた米ドルを基軸通貨とし、世界中の通貨を米ドルとペッグしていたシステムのことです。
この方の英語の説明を聞きましたが、要するに通貨のリセットをしなければならないという提言です。
リセットについては語っているものの、具体的なことは何も語られていないので、様々な推測を呼んでいますが、金本位制に戻す動きの一環だとみなす向きが主流のようです。
推測の中には、IMFが推進する各国政府がデジタル通貨を発行し、そしてそれは金本位制にすべきだという意見。
それとも一部の専門家が推測するように、金に裏付けされたSDRが米ドルに代わる新たな基軸通貨とするという意見もあります。
いずれにしてもゴールド、そしてシルバーは通貨リセットの際に大きな意味を持つことになるのだけは確実のように思えます。
IMFは負債に苦しむ国家を救済するために、ゴールドを売却しないという先週のこちらの報道は何かを示唆しているように思われます。
しかし、金本位制回帰には根強い反発もあります。
最終的には金本位制になると思うのですが、それまでには紆余曲折があると思います。
ただ通貨リセットが必要なのは、各国の共通認識ということで間違いはなさそうです。