私の意見ではゴールドとシルバーの購入は投資ではありません。
これは資産の保全です。
つまり紙の通貨を価値のある貴金属に交換するという行為です。
ですから、これは投資ではありません。もっち価値があるものに交換していると考えたほうが良いと思います。
このどちらも経済危機の時には非常に有効ですが、違いもあります。
価格の違い
金は埋蔵量が限られているので、銀に比べて価格が高額です。
ただ今はシルバーはゴールドに比べて、かなりの安値圏にあります。1:70くらいです。
歴史的には1:50くらいが平均のようです。
ニーズの違い
ゴールドはお金としての使い道以外にはなく、それに対し銀は工業用としてのニーズがかなりあります。
価格の変動
ゴールドの価格は比較的安定しているのに対し、シルバーは高騰と暴落を繰り返しやすい傾向があります。
シルバーのマーケットは比較的小さく、銀の大半は他の金属の採掘の際の副産物として生み出されます。
ということで、リスクヘッジだけを狙うのであれば、ゴールドをシルバーよりも優先すべきということになります。
どちらを買っても長期間にわたり価値が下がることはありませんので、数十年間ホールドしても良いというくらいのつもりで、現物を少しずつ買っていくべきものなのかもしれません。
本来は毎月予算を決めて、現物を少しずつ購入していくものです。
ただいまの時期は、少し普段とは異なるので帰るのであれば、多めに買うのは賢いと思います。
特に今後数年以内に、米ドルが基軸通貨から外れる、あるいはハイパーインフレに向かっていくという予測をする人も多いです。
今30ドルくらいで買えるシルバーコインの価格が300ドルになってもおかしくないと考える人も複数います。
予算に余裕がある人は、ゴールドとシルバーの両方を比率を決めて買うこと。
そして、金鉱株と銀鉱株の両方を買って、しばらく放置しておくことができます。
資金にあまり余裕がないのであれば、シルバーコインを買っておくのが良いと思います。
これはアメリカや日本だけでなく、通貨の価値が人為的に切り下げられていることは既定路線ですので、今貴金属に投資した人は、数年後には大きく儲かっていると思います。
それに各国政府は金本位制に戻そうとする動きもやや見られますので、見通しは明るいと思います。
通貨に対する人々の信頼が完全に失われるとき、金本位制に戻さざるを得なくなると言われていますが、起こるとしても時間はかなりかかると思います。
いずれのにしても、いったん買ったら価格の上下に一喜一憂せずに、長期保有するのが基本です。
今はまだお金を払えば買えますが、近い将来お金を払っても買えなくなる時が来ると思います。
それは値段が上がりすぎるという理由と、在庫がなくなるという可能性、そして持っている人は誰も売りたがらなくなるかもしれません。
それは米ドルが崩壊するときにおこるのかもしれません。