不動産を考えるうえで、人口動態は欠かすことができません。
別に人口が減っているところで投資できないということはありませんが、人口が増えているところで投資する方が確実です。
投資金額とリターン、その他の要素を加味して決定するわけですが、その要素の一つとして、人々がどこに移動していくのかを予測するのは大切です。
特にアメリカでは人々はすぐに引越しをしますので、周期的にトレンドが変化していきます。
こちらはここ数年間で人口が増加している州の表です。
2018年、2019年、そしてコロナが起こる前の2020年のデータです。
過去数年の移動先の人気上位
- アイダホ州
- ネバダ州
- ノースカロライナ州
- テネシー州
- サウスカロライナ州
こちらは人口流出が止まらない州の上位
- イリノイ州
- カリフォルニア州
- ニュージャージー州
- メリーランド州
- ペンシルバニア州
そしてこちらはコロナ前の今年のデータです。
そして今年の人気はアイダホ州、アリゾナ州、ユタ州などが入っています。
逆に人気がないのはカリフォルニア、ニューヨーク、ハワイなどがランクインしています。
移動する理由として考えられるのは以下の要素です。
税金が安い
住宅が安い
気候が良い
仕事が見つかりやすい
一言で言うと、安くて環境の良いところで生活するために、人々は移動するということになります。
カリフォルニアのような高税率で住宅が高いところでは、いい暮らしができないので、人口の流出が止まらないということになります。
コロナのせいで人々は大都市の込み合った場所での生活を避けるようになりつつあります。
大企業のテレワークの導入の動きが進むにつれ、大都市からの流出には拍車がかかると思います。
これからの投資先を検討するのに参考にしたいですね。