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小型アパートへの投資という選択肢

アメリカ不動産には小型のアパートに投資をするという選択肢もあります。

これはどのようなものかというと、二世帯、三世帯、四世帯くらいの物件を購入するというタイプのものです。

英語ではドュープレックス、トライプレックス、フォープレックスとそれぞれ呼ばれています。

見た目は一戸建てよりも大きめの物件なのですが、実際には2世帯から4世帯が住めるようになっています。

このタイプの投資のメリットは利回りが高いことがあげられます。

一戸建てを買うよりは若干、物件価格が高い場合が多いのですが、それでも家賃が一戸建てよりも多く取れるため、結果として高利回りを達成できます。

ですから投資家には人気があります。

私も以前は良く買っていました。

 

ただデメリットもいくつかあります。

新しい物件は違うと思いますが、築古を買うとよくあるのが、ユニットは複数あるのに水道メーターが1つしかない、あるいは暖房設備が1つしかないというパターンです。暖房設備は地下に一つだけついていて、建物全体を温めるタイプのものが付いているケースがよくあるのです。

つまりこれはどういうことかというと、大家は水道代と暖房費は別途請求しずらくなるということになります。経費として大家が負担し、家賃にそれを含める形になるわけです。

古い建物でも水道メーターは少しの費用で追加できる場合もありますが、暖房を追加するのは難しい場合が多いです。

これは人によるのですが、家賃に水道代と光熱費が含まれるとなると、使いまくる人もいますので、大家としては気になるところです。

あと、やはり複数の人が住むということもあり、完全に満室にするのは難しい場合もあります。これは物件によるのかもしれません。

満室であれば、高利回りなのですが、二世帯のうち一つしか埋まらなかったりすると、利回りが想定よりも低くなってしまいます。

別のデメリットですが、これは投資物件なので、マーケットが上がってきてエクジットする場合でも、買い手は投資家しかいないということになります。

ホームバイヤーとは違い投資家は数字を計算して買う人種ということに加え、買い手も限られてくることを理解しておくべきでしょう。

 

このタイプの物件を買う場合の注意点はいくつかあります。

先ほど述べた水道メーターと暖房設備の確認は必須で、もう一つ確認すべきなのは、入り口の形状です。

これは特にドュープレックスに多いのですが、入り口が1つしかなく、中で二つ、あるいは三つに別れているタイプのものがあります。

この写真はドュープレックスですが、入り口は1つで、内部で一階と二階に分かれています。

これは私の経験上の話になりますが、このタイプは入居者に嫌がられることが多かったです。

 

このタイプの物件に投資する場合、メリットとデメリットをよく検討してから投資することお勧めいたします。

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