今はまさにそうなのですが、私の不動産でも家賃の滞納が頻発しています。
政府が一時的に強制退去を禁じていることもあり、払わなくてもいいと考える人が多いのは事実です。
裁判所が閉まっているところも多く、私も始めた強制退去の裁判がストップしていたりします。
理論上は、入居者は後からきちんと支払わなければならないのですが、事実上未払いの家賃を回収するのは至難の業です。
それはなぜかというと、回収にも費用がかかるので、結局大家は損得勘定であきらめてしまうわけです。
ロスは忘れて、次に早く進んだ方が得策という場合も多いのです。私も未払いの家賃をあとから回収できたことはありません。
ですから、ロスを最小限にするには、支払いが遅れたら、素早く手を打つことくらいしか方法はありません。
大家がすぐに強制退去をすると思えば、また払い始めたり、分割で払ってくる場合もあります。
今年の後半からは史上最大のバーゲンセールが始まりますが、こういうご時世ですから、買った不動産を賃貸に出しても、空室が続いたり、入っても家賃の滞納が発生する可能性は、普段よりも高いと思います。
アメリカの賃貸経営は日本よりもハイリスクで、日本のように家賃保証もありませんから、トラブルが発生するとすぐに大家に跳ね返ってきます。
ですから、投資家の側のスキルが求められる投資でもあります。
経済危機は10年に一度くらい起こりますので、スキルがなかったり、あきらめてしまう人は途中でリタイヤに追い込まれます。
今年はいいタイミングでの参入できる人が多いと思いますが、そこにとどまり続けられるかは、投資家次第という側面が大きいと思います。
これはどんな不動産を買うのか、そして誰が管理をするのか、そして投資家の側のリテラシーによっても結果が左右されます。