コロナウイルス騒ぎで業績が下降したり、営業停止に追い込まれている大企業の資金繰りが悪化しています。
収益がないのに経費が掛かるわけですから、手元の現金がショートするわけです。
そのため、融資枠ギリギリまで使い切って、金融機関から融資を引き出している企業がここのところ急増しています。
ニュースになっているのはボーイングですが、それだけではありません。
米ボーイング、1兆4300億円融資枠を週内に全額使用へ-関係者
中にはFord, Kohl's, Hilton等の企業も同じことを行っています。
つまりショックを吸収する余力がない企業ということになります。
これが長く続けば、倒産に追い込まれるか、政府の救済策を待つしかなくなるのでしょう。
この表は先週にどれくらいの融資がなされたのかを示しています。
以下は融資枠を使い切った企業です。
字が小さいのですが、経営危機に追い込まれている企業群と思ってよいのではないかと思います。
こちらはこれから融資枠を使い切る企業です。
これから他の企業も続々と続いていくものと思われます。
政府としてもすべての企業を救済するわけにはいかないと思います。
リーマンショックをはるかに上回る金融危機が今まさに始まろうとしているわけです。