これは私にも当てはまるのですが、何かをスタートする時には条件が悪すぎてできないのではないかとすぐに諦めてしまうことがあります。
例えば、「お金がないからできない」、「能力がないから自分には無理だ」、「人脈がないから可能性はないだろう」といった具合です。
私が日頃、お会いする方たちの中には素晴らしい学歴を持っていたり、裕福な家庭に生まれ、たくさんの財産を生まれながらに持っている人もいます。
しかし、今大成功している人たちすべてがもともと恵まれた環境や素質を持っていたわけではありません。
悪条件の中でも、諦めずに努力を続けた結果、思いがけずに良いチャンスに恵まれ、そこでリスクをとった結果、成功したという人がほとんどではないかと思います。
ですから、大切なのは自分の境遇を嘆くことではなく、理想と理念を明確に自分の中に掲げて、決してあきらめないこと。
チャンスというのは、諦めない人のところに訪れるものです。
能力の違いや環境の違いはあるにせよ、結局は同じ人間。
できるかできないかはどこまで粘り強く頑張れるのかということに、かかっている場合が多いのです。
特殊な才能は必要ありません。
あなたが諦めずに頑張り続けていると、最初は一人きりかもしれませんが、一人、また一人とあなたを応援してくれる仲間が増えていきます。
そうしているうちに、最初は難しいと思っていた環境も気が付いたら、「あっ、これいけるかも」と思えるほど改善していくものなのです。
あなたの決して諦めないその後ろ姿が見ている人たちに、知らず知らずのうちに勇気を与えているものなのです。
一度、そうした経験をすると、次からは「これはできないのではないか」と思うのではなく、「これは頑張ればできるかも」と思うようになります。
こうしたブレイクスルーを経験すると人生が大きく変わります。