アメリカの不動産投資のリスクの一つに固定資産税があります。
固定資産税を支払うのは当たり前の話なのですが、これは不動産管理で問題が起こるとかなりのマイナスの影響となります。
これはどういうことかというと、固定資産税を滞納するとペナルティが加算されます。
大抵の場合は年に12%なのですが、複利で増えていきますので実質は15%を超える場合が多いのではないかと思います。
あと、固定資産税はもともと安くない場合がほとんどなので、ペナルティが加算されるとかなりの額になります。
管理トラブルで家賃が入らない中、固定資産税だけが増え続けるということになります。
まさに雪だるまの式に増えていきます。
そして固定資産税を滞納すると、約三年で差し押さえの通知が届きます。
資金的に苦しい場合は、分割にして少しずつ払っていると差し押さえを伸ばしてくれますが、その間も残金に金利が積みあがっていきます。
そうなってくると、どこかでお金を用意するか不動産を売却して、その代金を税金の支払いに充てるかという選択肢に迫られることになります。
場合によっては固定資産税の滞納が4-5万ドルにもなっている不動産を見たことがあります。
アメリカ不動産の管理トラブルはこんな形でも投資家を苦しめる可能性があります。
ちょうど夏の税金を支払ったばかりなので、こんなことを思い出しました。