昨日、久しぶりに友達の投資家と飲みに行きました。
しばらくぶりだったので、近況報告とやっている案件についての話をしました。
この投資家は経験が非常に豊富で、これまでにロスを出した経験も多いので、リスク管理が上手で、そのために新しい案件が来ると、リスクを考えすぎて、見送ることが多いという傾向があります。
案件を見送るということは、失敗は避けられるものの成功はしないということでもあります。
これまでに私も時々、案件があると声をかけていたのですが、いつも断るので最近は声を賭けなくなっていました。
しかし昨日は彼が見送った案件がどの様に進展しているかについての話を聞いて、結局彼が考えたようなトラブルは起こらず、うまくいっている話を聞いて、自分がリスクだと考えていたものが、実はチャンスであったことに気づいたようでした。
うまくいっているようなので、今から入りたいという打診を受けましたが、すでに手遅れの案件がほとんどでした。
このあたりの判断は非常に難しいところですが、リスクばかり考えすぎていると、貴重なチャンスを見送ることになります。
そして時間というのは経つのが早いものです。見送った案件が半年や一年経つうちに大きく進展していることもよくあります。
実のところ、投資の世界ではチャンスを見送ることは、お金を損するのと同じです。
ですから問題は目の前に現れたものが、リスクなのかチャンスなのかを見分けること、たいていの場合、リスクとチャンスが混在するので、トラブルが起こった時にリカバリーする方法をあらかじめ考えておき、またリスクを減らす方法を身に着けることが大切です。
トライしなければ成功はあり得ませんので、なんどもトライできるような態勢を整えて、実際にやってみるうちに成功できるものなのです。
リスクを減らし、とりあえずやってみること。これなしに成功はあり得ません。あと普通、チャンスは一度きりということも覚えておきましょう。