ことわざで、「三つ子の魂百まで」と言いますが、一度、身に付いた性格や考え方というのは、なかなか変わりにくいものです。
投資家として、そして起業家として成功したければ、定期的に振り返り、失敗から学ぶ必要があります。
しかし、残念ながら人は同じ間違いを繰り返すものであり、なかなか変わるのが難しいものです。
今週、しばらく連絡がなかった投資家の友人から連絡がありました。
「最近、どうしてる?」と言った近況報告の後、やっている不動産投資がどうなっているかという話になりましたが、彼の方は管理があまりうまくいっていない様子。
すると、その相談になり、私のアドバイスが欲しいと言い出しましたが、アドバイスをしても、結局は、自分にはできないから、私に管理から修理手配から業者との対応まで全部代わりにやってくれないか、という無理な相談をしてきました。
「そんなに自分で何もできないなら、今はいい値段だし一回、全部売却してしまったら?」と提案したのですが、彼は「いや、キャッシュフローが欲しいから、どうしても何とかしたい。」と言い、無茶ぶりをやろうとかなり粘っていました。
私が何度断っても、なかなかあきらめないので、「一応、検討します」と返事して、電話を切ることにしました。
この彼は、前からこの調子で、いろいろなことをスタートするのですが、全部、他人に丸投げ。そして、途中経過のチェックさえ丸投げという調子で、失敗を繰り返しています。
はたから見ていて、「そんなんだからいつも失敗するのだよ」と思っているのですが、本人はそれに全く気付いておらず、真剣に悩んでいるようなのです。そういうアドバイスをしているのですが、理解していないのか、理解できていないのか、全く行動には反映されてこないのです。
これまでもたくさん成功するチャンスはあったはずなのですが、失敗から学べないばかりに、いつまでたっても抜け出せないでいるわけです。
他人のことながら、自分の行動を見直すよい教訓となりました。