私がいつも勧めるのは、投資をするのと同時に起業をしてみること。
サラリーマンだと副業が禁止されている場合も少なくないが、もしできるのならば、ぜひ試していただきたいと思う。
それにはいろいろな理由がある。
例えば、投資だとたいていの利回りが決まっているが、ビジネスだと決してそんなことはない。
ビジネスが当たれば、リターンは数百倍から数千倍になることさえ珍しくはない。
初期の投資資金が限られている人は、投資を考える前に、起業を考えたほうが効率がよいかもしれない。
あと、自分で事業を経営してみると分かることがいろいろとある。
例えば、税金の件、マーケティングの仕方、顧客との対応や資金繰りの方法などなど、会社員ではわからなかったことがすべて実体験としてわかるようになる。となると、あとから事業投資をする場合、チェックすべきポイントを実体験を通して学べることになります。
あと、起業で一番役に立つと思うことは、人間力が磨かれるということです。
性格や価値観の違う人たちと一緒に働いて、事業を成功させるためには人間力や洞察力が必要です。時にはパートナーに強いアドバイスを与えたり、クビにしたりしなければならない場合さえありますし、取引先とよい関係を保ちながらシビアな交渉をすることもあるでしょう。
またトラブルを経験すると、次からどうすればよいのかが分かることもあるでしょう。
こうした経験は利益を出すために必要な特質を磨いているのと同じです。
今サラリーマンの方は、ぜひ小さなものでも構わないので、起業することをおススメします。会社の肩書を忘れて、何かを1からスタートして、自力でやり遂げようとするときに、見える世界はこれまでとは違うと思います。