我ながら本当にしつこいとは思うのですが、非常に重要なので引き続き書きます。
モノの価値というのは値段では測れません。
残念ながら、今の経済は歪んでいるので、価値がないものが高値で取引されていたり、逆にその反対も当然あります。
価格が高い=価値がある、あるいは価格が安い=価値がない、という価値観を持っている人がほとんどだと思います。
しかしモノの本来の価値はドルや円で測れるものではないのです。
価格と価値とは全くの別物です。
それは経済危機が発生する時に、わかるものであったりします。
幾つか例をあげましょう。
1930年代の大恐慌の時代、ニューヨークで新車のロールスロイスが$25000だったそうです。
当時の価格ですが、今で言うと50万ドル位の価格でした。
しかし、大恐慌のためある人が新車を買いましたが、その価格は銀貨10枚だったそうです。
また別の例です。
同じころ、サンフランシスコのホテルで働いていた人がいましたが、その人はかなり昔にチップとしてお客からもらった$20金貨を大切に持っていました。
つまり1ozのゴールドのコインです。
しかし、大恐慌が起こり、勤務先のホテルが売りに出た時に、持っていた金貨でそのホテルを購入できました。
もしかしたら、少し出来すぎた例かもしれませんが、ゴールドとシルバーを持っていたおかけで、経済危機の時に破格の値段で資産を入手できたという人は、他にも多くいます。
今回の経済危機では、同じことが起こるのかどうかは分かりません。
しかし、ゴールドとシルバーは両方とも、かなりの長期間にわかり価格が人為的に抑制されています。
そして、需要は供給をはるかに上回っています。
特にシルバーの価格はいったん火が付くと、暴騰すると言われています。
米ドルを始めとする通貨が崩壊する時、シルバーの価格は$600になるのか、$6000になるのか、それともドルを始めとする通貨が完全に破壊されてしまい、通貨とは交換したくないと考えるようになるのかは分かりません。
私は個人的には、通貨とは交換したくないので、シルバーが欲しければそれに見合う何らかの現物を持ってきてほしいというようになるのではないかと思っています。
その時、いくらドルを持っているというのはもはや無意味になっていて、どれだけゴールドとシルバーを持っているかで資産規模を測れるようになるタイミングになると思います。
つまり、同様の事態になればシルバー1oz いくらという計算は成り立たなくなります。
それくらい通貨に対する信頼が低下し、文字通り紙切れになるため、誰も紙幣のためにゴールドとシルバーを売りたくないと思うようになる可能性があります。
世界中のほとんどの通貨は米ドルと何らかの形でペッグされています。
つまり、米ドルが死ぬときに生き残れる通貨というのは、ロシアルーブルのみです。
幸か不幸か、米ドルから切り離されているからです。そしてロシアの中央銀行は大量のゴールドを保有しています。
日本円とユーロ、人民元も生き残れない可能性が高そうです。
シルバーコインは今、一枚$30です。
そこまで預金がたくさんない人でも、これくらいの価格であれば少しくらいは買うことができるのではないかと思うのです。
少しでも用意しておけば、経済危機をチャンスに変えることができるかもしれないのです。
私はまだ買い続けています。経済危機のタイミングでゴールドとシルバーを不動産に変えることができればと考えています。
ちなみに、2/15に支払いをした分の注文をようやく発送したという連絡が先ほど来ました。
注文してから発送までにかなり時間がかかりますが、注文できるうちは買い続けるつもりです。