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水面下で進むグレートリセットへの準備

米ドルの凋落が激しいこの頃ですが、すでに世界は次の基軸通貨への移行の準備を進めています。

しばらく前にも書きましたが、どうやらその予測はかなり当たっているらしく(といっても、私も人から聞いた話ですが)、その方向に向けて急加速しているようです。

それはIMFのSDRと呼ばれるものです。

これはどこかの国の通貨というよりは、通貨のバスケットで、国ごとに割合が異なります。

 

 

特別引出権 (SDR)

 

ここのところIMFはSDRの発行数を急加速しており、それは次の基軸通貨の地位を見据えた行動だとみなされています。

 

G7 seen backing issuance of new IMF SDRs: sources

G7、SDRの新規発行を支持する公算 低所得国を支援=関係筋

 

IMFは500億SDRの発行を計画しているようですが、民主アメリカの民主党議員たちはそれでは足りず、2兆SDR分の追加を求めているようです。

経済のリセットの一部としてSDRを基軸通貨にする動きは速まっているようです。

しかし、基軸通貨といっても実際にSDRが流通するわけではなく、それぞれの国の通貨をペッグする形での利用になると言われています。

SDR を基軸通貨として導入するタイミングで、世界各国はデジタル通貨を導入する算段なのかもしれません。

 

中には冷めた意見の人も多く、米ドルからSDRに変わったところで、中身に大差はなく、裏付けがなくフィアット通貨にすぎないので、短期間しか持たないだろうと推測する専門家もいます。

結局のところ、通貨はただの紙切れ、あるいはパソコン上の数字にすぎず、人々の信頼が失われれば簡単には戻らないと予想されます。

こうした専門家はリセットは二回起こる可能性がある。最初は人為的なもので、二回目のリセットは自然に起こるだろうというわけです。

 

SDRに関する報道は大々的にされることはありませんが、非常に大切な動きですので、SDRをめぐる動きにはよく注意する必要がありそうですね。

もしかしたら、グレートリセットのタイミングを事前に察知するのに役立つ可能性があります。

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