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"トイレの詰まり"は直らない

どうやらFRBは利下げとQE再開に踏み切るようです。

WSJ、FT、JPM、IMFが足並みを揃えて引き締めを終了し、利下げと金融緩和を早急に再開するようにと言い始めました。

ゼロヘッジの記事によると、近い将来ドルは基軸通貨としての最後の死のスパイラルである、"プルルルル"(印刷機が高速回転する音)に突入する、としています。

つまりドルのエンドゲームは近いということです。

 

これと関連があると思われる出来事も多く起こっています。

昨晩、珍しく悪すぎるデータが発表されました。

ニューヨーク連銀製造業景気指数ですが、-43.7ということでアメリカ経済が急速に収縮していることを示すものです。

通例では加工されたデータを公表した後に、後からひそかに修正するのが常でしたが、悪いデータをそのまま出したところに思惑を感じます。

 

そしてダボスでコロナの20倍の殺傷力があるとされる"疾病 X"について話し合われている最中ですが、

早くもアメリカの感染力が非常に強い麻疹が発生したとする報道がありました。

当初、バージニア州で発生したという話でしたが、それ以外ではフィラデルフィアやデラウェア州でも発生しているようです。

アメリカ以外ではイギリス国内で発生しているとする報道があり、同時に子供たちがワクチン接種をしていないという報道も出始めています。

話し合いをしている最中に、新たなパンデミックを始めるあたりに焦りが見て取れます。

人口削減の思惑もあるとは思いますが、パンデミックを口実に巨額の金融緩和もしたいはずです。

 

そして昨晩、米軍はイエメンの新たな目標を爆撃しました。

通常攻撃は週末や休日、少なくとも市場が終わった後に行われるものですが、無関係に攻撃が行われたため株式市場は下落しました。

事態を急激に悪化させたいという焦りがあるのかもしれませんし、資金供給をする口実が欲しいのかもしれません。

 

そもそもの話になりますが、なぜ利下げと金融緩和を再開しなければならないのかという点です。

英語では流動性のことを"Financial Plumming(経済の水道管)"と呼びます。

トイレが詰まると、水圧をかけてつまりを直そうとするわけですが、

同様に経済システムもどこかで流動性が止まると、中央銀行は大量のお金を流し込んでつまりを取ろうとするわけです。

つまりが取れる場合もありますが、どれだけ流し込んでもつもりは取れず反対に逆流が発生して、汚水があふれる場合もあります。

そして今流動性が止まろうとしているのは、ほぼすべての金融機関であることも知っておくべきです。

 

肝心のリバースレポは6000億ドルを割り込みました。アメリカの金融機関を支える資金が尽きるのは後ほんの少しだけです。

これがなくなる時に流動性が完全に止まることになります。

その時に何とか流動性を回復しようとして、巨額の資金注入を強いられることになります。

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